ラヂオな屋根裏部屋~ラヂオと無線と山と自転車と

アマチュア無線局:JN1NCB(山頂移動などHF~430MHzまで運用中) ライセンスフリー無線局:グンマMO919(デジ簡とデジコミ、特小のみです) BCL、ラジオ局、受信機関係のブログです。 ぜひご覧ください。 YouTube動画とは連動していません・・・。

アマチュア無線(JN1NCB)、BCL(短波放送などを聴く趣味)、 自作(電子工作、アンテナ工作)、山歩き、 フリーライセンス無線(グンマMO919)、自転車(ポタリング)、 などを楽しんでいるブログです。

ループアンテナ

ブログの続きです。(最後に追記があります・・・)
超小型の同調形ループアンテナです。

  ↓ 今回はこちらのAタイプのループアンテナの評価です。5295
 ↑  赤いほうが中波帯用(A-1とします)
   青いほうが短波帯用(A-2とします)
 (青いほうのBNCコネクタは私が取り付けたものです。同梱品ではありません。)

中波帯と短波帯がこれで受信できるのかなぁ、ということでIC-R6に取り付けて受信してみます
がなにも受信できず。黒いダイアルを回してもダメです。
何でだろうか?とアンテナをしばらく眺めつつ、回路的にどうなっているのかな~?と
検証を始めてみたところ、どうも回路的におかしい・・・。
(ここでこのアンテナの性格?を理解しておくべきでした・・・)

ループエレメントは結構な長さでグルグル巻いてあるプリントパターンなので、長さ的には
問題なさそうです。でもピックアップループがない。LOWバンド、HIGHバンドの切替えスイッチの
接続も変な感じ。(こちらは誤解だったかもしれません…)
ループエレメントの中間にバリコンがつながっていますが、その先に直接受信機側も
繋がっていて、ループとパラになっています。なぜ??
何も改造しないで同調点を調べたら、145MHz付近に合っていました・・・。

ということで、ピックアップループを追加し、切替えSWにも若干の修正を加えて
出来上がったものがこちらです。
LOW/HIGH切替えできちんとループの長さを追加/切断できるようにしました。
5297
  ↑ 受信機側からピックアップループを出して、バリコンはループエレメント
   にのみにのみつながっている状態です。
まずはA-1タイプ(短波帯用)をIC-R6に接続し、15.000MHzの時報局を受信。
意外にいい感度で受信できています。
5301
その他にもあちこちのバンドを聴きましたが、感度は悪くないです。
もちろん、小型アンテナを室内で(IC-R6で)聴いているのでいまいちな部分もありますが、
これでも十分ではないでしょうか。
もともとこのアンテナは、中華製のSDR受信機(マラカイトなどのスペアナ付きの受信機)
につなぐものですので、感度がやや悪くても問題ないわけです。

一方でA-2タイプ(中波帯用)をパソコンのSDRにつないで受信してみました。
(IC-R6は内蔵のバーアンテナ受信なのでテストできない。)
チューニングに従ってスペアナの山が動いて面白いです。
5302

仕様通り、500kHz~1000kHz、1000kHz~2000kHzをカバーできていました。
さすがに中波帯は、ループアンテナの指向性がはっきりするので、回してあげる必要が
ありました。
以上、Aタイプのループも結構遊べそうです。小型なのでこじんまりと?受信できますし。
チューニングは面倒くさいですが、それも楽しいですから。

ということで、ループアンテナの性能自体はさほど大きな問題はないので、
遊び感覚で使ってみるには十分だと思います。ま、おもちゃとしてですよ・・・。

問題点は、購入してそのままだとダメ、ということです。
もしかしたら中華製SDR受信機につなげば問題なのかもしれませんが、私は改造しないと
だめでした。(改造方法が不明な方には、別途説明できますが)

さて、近いうちにこのループアンテナの動画でも作ろうかなぁ。

***********追記です**********
このループアンテナは、Aliexpressのページにも書かれているように
別の受信用プリアンプとセットで使うもののようです。
ループアンテナ部とポリバリコンがパラにつながっていて同調を取るもの
ですが、その時のインピーダンスは高いため(多分)、インピーダンス変換
のための回路と感度不足を補うアンプ:インピーダンスフォロワー回路
が必要となります。したがって、このアンプを使うとうまく動作するアンテナ
になるようですね。
私の理解不足もあったので、このアンテナとセットになっているプリアンプ
をポチリました。アンプが届きましたら追試験をしたいと思います。
届くのは3月末になりそうですが・・・
**************************

昨日くらいに、注文していた面白アンテナが中国から到着・・・。
何かと言うと、超小型の同調形ループアンテナです。

  ↓ この2種類、4個
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 ↑ こちらをAタイプとします。
   赤いほうが中波帯用(A-1とします)
   青いほうが短波帯用(A-2とします)
 (青いほうのBNCコネクタは私が取り付けたものです。同梱品ではありません。)

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  ↑ こちらをBタイプとします。
  右側が 75MHz~240MHz帯用(B-1とします)
  左側が 310MHz~490MHz帯用(B-2とします)

全てのループは、大きさが手のひらよりも小さいものです。これで受信できるのか・・・?

まずは、作りのしっかりしたVHF帯用のBタイプからテスト。
IC-R6やVX-8Dに取り付けて受信開始。
B-1を取り付けてFM放送をワッチすると、何も聴こえない・・・、黒いダイアルを回すと~、
わ~、かなりクリティカルな同調が必要です!でもしっかりと同調できます。
ほんとピンポイント。FMバンドはバッチリとカバーできています。
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  ↑ 当地ではそれほどよく入らないTOKYO-FMがまずまずです。
感度は・・・、意外にまずまずで、アマチュア無線用の長いヘリカルアンテナ(DIAMOND製
SRH999)よりも感度は良く、長いV/UHF用ロッドアンテナテナ(COMET製 SMA-W100RX2)
と同等以上でした。大きさが小さい割に高感度!かな?という感じ。
もちろんループアンテナなので指向性があり、少々向きを変えてあげる必要がありました。

同様に、120MHz付近のエアーバンドも聴いてみましたが、SMA-W100RX2と同等の感度、
という感じでした。

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  ↑ エアーバンド感度の良くないVX-8Dにロッドアンテナを
   感度抜群のIC-R6にループを接続。結構入りますね!十分です。

ということで、Bタイプのループは良い性能です。
B-2タイプもアマチュアバンドの430MHz帯を聴きましたが、大きさが小さい割には
まずまず受信できました。長めのヘリカルアンテナと同じ感じ、という感度でした。
5300
ただし、こちらのB-2の欠点?は、バリコンがグルグル回ってしまうタイプなので、
同調点が探しにくい点です。ま、半固定バリコンを使っているので仕方ないですね。

以上、Bタイプのループは結構遊べそうです。小型なのでさりげなく受信できますし。
チューニングは面倒くさいですが、それが楽しいですから。
次のブログでAタイプをテストします。(こちらは問題ありなので・・・)

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