ラヂオな屋根裏部屋~ラヂオと無線と山と自転車と

アマチュア無線局:JN1NCB(山頂移動などHF~430MHzまで運用中) ライセンスフリー無線局:グンマMO919(デジ簡とデジコミ、特小のみです) BCL、ラジオ局、受信機関係のブログです。 ぜひご覧ください。 YouTube動画とは連動していません・・・。

アマチュア無線(JN1NCB)、BCL(短波放送などを聴く趣味)、 自作(電子工作、アンテナ工作)、山歩き、 フリーライセンス無線(グンマMO919)、自転車(ポタリング)、 などを楽しんでいるブログです。

自作(電子工作)

今日は天気が荒れるという予報だったので、お出かけせずに朝から自作をば…。

かなり以前にA……onで買っておいた「12V→13.8Vコンバーター」の10Aユニット
アルミケースに入れて、ヒューズ、デジタル電圧計(これもA…onで同時購入)、端子などを取り付けて
まとめました。

のんびりしたり、ラジオを聴いたり、ネットを見たり…、いろんなことやりながら製作したので、
夕方になってやっと終わりました…(不器用な奴なので…)。

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 ↑ 外観を…。
外観はいいですが、中身は正直言って問題ありで、元エレキ技術屋の自分としても、突っ込みどころ
満載です。
真面目に10A流したらマズイかもね?という箇所があったりして…。

まずは5Aくらいで使ってみるかな?(ん?流せるリグあるの?)

イメージ 2
 ↑ 動作チェック中です。

動作には問題なく、先日ブログに書いたシールドバッテリーにつないで、出力させてもきちんと
13.8Vが出ています。(シールドバッテリーが13.0ほど出ているので、変換効率はいいように見えます。)

写真を見ると、「あれ?出力が13.0Vしか出てないじゃん!」と思われそうですが、自作装置のデジタル
電圧計は、電源になるバッテリーの電圧を測っています。
出力電圧は、そもそも13.8V近辺になるのはわかっているし、使用するリグに表示されるので敢えて
監視する必要はありません。(テスターの表示が出力電圧です。)

それよりも基になるバッテリーの電圧を注意して監視していないとお釈迦になるからです。
11.0Vを下回らないように常に監視できますし、バッテリーがつながっている表示にもなりますしね。
(デジタル表示用の消費電流がもったいないのですが・・・)

このコンバーターのすぐそば(かなりの近傍)にアンテナを立てたりすると、ノイズを受けます。
これは大抵のスイッチング電源に生じるノイズですので仕方ありませんが、数m以上離れていれば
問題はないと思います。

実際にもう一つ別の5A仕様のコンバーターでも近傍の強烈なノイズがありましたが、数m以上離れた
7メガV-DPと7メガ帯にはノイズはありませんでした。
次回、50メガなどでも調査してみますが・・・。(結果が悪ければ別途検討が必要ですね。)

いろいろ勉強になりますね~。

アマチュア無線などに使う電源として、「シールドバッテリー(鉛蓄電池)」がありますが、
今まで使ってきたバッテリーがかなりヘタってきたようなので買い換えることにしました。

比較的安価に買える「LONG(台湾製)」のバッテリーを選びました。(秋月電子通商で買いました。)
本当ならば「GSユアサ」の日本メーカーのものを選びたかったんですが、値段が高いことと、
結局、台湾製なのかな?ということで、こちらを選びました。
(古いバッテリーは、700~1000円くらいでリサイクルしてくれる業者があります。ネットで
 検索すると送り状を送ってくれて、佐川急便さんに渡してOK、というプログラムがあります。)

一つは、7.2Ahの普通のタイプ。
もう一つは、20Ahのディープサイクルタイプです。

7.2Ahのものは、「WP7.2-12」で、昔から使っていた「Meltec(大自工業)製:SG-1000」の
中身だけを交換するために買いました。
オリジナルは、8Ahのバッテリーが入っていたと思いますが、それがダメになってからは7.2Ahのもの
を入れ替えています。
全く同じ大きさで 9Ah のもの(WP-1236W)が出ていますが、端子の幅が違うので敢えてやめました。
同じ大きさに無理やり(?)容量を大きくしている感じなので、敬遠しました。
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 ↑ バッテリーの外観

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 ↑ SG-1000の中に入れたところ

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 ↑ SG-1000の外観(載せるまでもないでしょうが…)

一方、20Ahのものは、「WP20-12IE」で、今回初めて買いましたが、LONG製のシールドバッテリー
の中で、「E」が付くものは、いわゆる「ディープサイクルバッテリー」に属するらしく、
充放電が深い使い方をしても耐久性が高くなっています。
無線機などの使用には適しているので、これを選びました。
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もっと容量が欲しい方は、「U1-36NE」や「WP50-12NE」を選ぶとよいかと思います。

このバッテリーに、12V→13.8Vコンバーターをつないで、FT-817やIC-703を運用しようと思います。
13.8Vを供給すれば、フルパワー出せますしね。

当然、山頂などにこれらの重たいシールドバッテリーを担いでいくことはないのですが・・・。
車などの移動で使いたいと思います。

さて、以前のブログにも書いたような記憶がありますが、鉛蓄電池を使う際に、「xxAh」という
容量で選びますが、この数値をうのみにしてしまうと、思いのほか消耗が早いと感じることが
あると思います。(例:5Ahだから、2.5Aを流したら、2時間運用できるな…、という考え方。)

一般的に鉛蓄電池の「xxAh」は20時間率というもので、20時間かけて終止電圧になるまで、
一定の(少ない)電流を流して試験をした場合の容量なので、高負荷な使い方ではない場合が
ほとんどです。

簡単に言えば、5時間率あたりを参考にし、大きめの電流を流した場合の数値を見たほうが
良いと思います。(容量が下がります。)

また、バッテリーの「xx時間率」は、終止電圧になるまでの試験結果であり、終止電圧まで
バッテリーを使ってしまうとバッテリーはお釈迦になるので、その十分手前でやめておかないと
アウトです。(一般的に終止電圧は、10.5V程度です。実使用時は、11Vを絶対に下回らないように
使わないとダメです。できれば11.5Vくらいで終わりにするくらいがちょうどよい。)

FT-817などを2.5W出力で使う場合、送信時は1A程度消費して、受信時も300mA~500mA程度消費する
ので、送信:受信が1:1としても 平均で700~800mA程度なので、この数値を使ってバッテリーの
「xx時間率」の電流値をチェックして、どれくらい使えるか考えるといいですね。

もちろん、SSBで運用するのか、CWか、FMか、でも違います。SSBならばもう少し平均電流は
下がりますね。ただし、平均電流を真面目に計算しても、状況で変わるので、参考程度にしか
ならないと思います。
なんだかんだで、送信時の最大電流で考えておいたほうが、バッテリーの消耗には適切な
ような気がします。(バッテリーは大きな負荷に弱いから)

総括すると、無線機の送信時の最大電流値(数値)を見て、それに該当するバッテリーの
「xx時間率」の電流値を比較して(できればグラフを見て)、その電流を流したらどのくらい
使えるかを考え、それよりもやや短い時間が運用時間だと考えればよいと思います。

例: WP7.2-12の場合、

  20時間率  0.36A(終止電圧 10.5V) で 7.2Ah
  10時間率  0.72A(終止電圧 10.5V) で 6.84Ah
   5時間率   1.22A(終止電圧 10.2V) で 6.12Ah

 ということで、1Aの負荷を与えるならば、グラフをよく見て、
 11V以下にならないように、1Aの電流値くらいで考えると

  約5時間 だな、とわかります。(5時間率がちょうど合ってくる感じ・・・)

(単純計算では、1A消費して、7.2Ahだから、7時間もつな、となってしまう・・・)

鉛蓄電池は、使い終わったらすぐに充電しましょう。消耗した状態で何時間も放置してしまうと
寿命が急激に短くなります。
帰りの車の中で充電しながら帰るくらいがいいかもしれませんね。

アマチュア無線のアンテナを調整する際には、昔は地道にアンテナをカットアンドトライでやって
いて、非常につらかったのですが、今では「アンテナアナライザー」という文明の利器がある
ので、非常に便利になりました。(アンテナ理論に詳しい方に言わせれば、本当の理論を知らずに
アナライザーを使っている無線家が多いので「ケシカラン!」とのことですが・・・。)

私もいつもクラニシのアンテナアナライザーを使っていますが、本当にとても便利です。

そんな中、HF帯だけでいいので、もうちょっと安価、軽量で、できれば小型のアナライザーはない
ものか・・・、と探していたところ、なんと!自作でできるキットを見つけましたので早速購入し、
製作してみました。

紹介したいのですが少量生産キットのようで、ショップに迷惑をかけても嫌なので敢えて文字には
しません。写真から推測してください…。
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 ↑ 出来上がりの中身の様子を・・・
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 ↑ 外観はこんな感じ

製作後にこのSWRアナライザーを使って、「RadixのRD-V40(7MHz用V-DP)」を調整しました。

元々RD-V30(10MHz用)を使っていましたが、7MHzで移動運用するために使いたくなって
7MHz用のコイル(RDC-40)を最近買いました。

コイルの動作確認は事前にしてあるので、自宅前で移動用ポールに上げて調整してみました。
結果は、エレメントを最長にして、調整用U型コイル(スタブ)もインダクタンス最大にして、
なんとか7MHzのCWバンドでSWRを最低にできました。
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 まずは クラニシのアンテナアナライザーで測定

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 自作のSWRアナライザーで測定。問題なく測定できていますね。

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 ↑ V-DPの様子はこんな感じ…
でも調整用U型スタブを伸ばし切った状態でこれじゃぁなぁ~。
やっぱり真ん中あたりでSWR最低にしたいので、次回、エレメントの先っちょに延長ワイヤーを
10数cm付けて再調整してみようと思います。

それから今回は、アンテナの高さを3mくらいにしか上げられなかったのですが、もう少し高さを
上げられれば帯域も変わるんだろうなぁ~、なんて思っていますが…。

ひと先ず、このアンテナを使った移動運用はできそうです。
エレメントが若干傷んでガタついているので、移動するときは直して使わないといけないなぁ。

前回書いた FT-817用チルトスタンド の記事ですが、
http://blogs.yahoo.co.jp/nrd515bcl/39995457.html

私の無線の師匠がブログで書いていらした「スマホ用スタンド」を利用した
FT-817用チルトスタンドのほうがいいようなので、私も試してみました。
(RNRさん、お知恵拝借しました!すみません!)

RNR局のブログへ
↑ RNR局のブログです。こちらもお読みください。さすが100円ショップ商品のプロ!

最初は見つけられなかったので、別のダイソーで見つけました。
お!これはいい感じ。

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 ↑ これが元商品。今回は、自作 ではなく、流用 です。

これをFT-817がいい具合にチルトするように調整してみます。

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 ↑ こんな感じ。

FT-817を乗っけてみると・・・

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 ↑ こういう感じ。いいじゃないですか~!ひっかけの部分をFT-817の後面に持っていくと
   引っかかってちょうどよいですね。コネクタや電源入力端子にも干渉しません。

これはタブレット用に比べて小さいので、移動運用に最適です!こちらのほうがGOOD!ですね。
タブレット用は固定で使うといいようですね。

ちなみに、これを小型の中華ラジオに応用すると、立てかけられていい感じ。
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 ↑ ちょっと見えにくいですが…。PL-380の例です。

さらに、ハンディー無線機に応用すると、これまたいい感じ!
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 ↑ 十分ですし、アンテナにも干渉しません。 デジ簡のIC-DPR3の例です。
   ただし、屋外で使うときに地面がガタガタですとうまくないです。
   前回のブログに書いたカメラ用の小型三脚のほうがいいかも?です。

今回利用したスマホ用スタンドのほうが作りがしっかりしていて、ゆがみもなく、
ネジの締め付けもがっちりしますね。おかげでFT-817もしっかりとチルトできます。

続けての投稿です。100円ショップの商品を利用して作っちゃっています。

自宅や移動運用先で、アマチュア無線やフリーライセンス無線のハンディー機
を使う際に、皆さんどうやってこれらを立てた状態(アンテナが垂直になる状態)
にしていますか?

「そりゃー、手で持っているよ!」とか 
「何かを背にして無線機を立てているよ。」

という答えが返ってくると思います。

中には、専用の入れ物や受け皿みたいなもの、または
大型のカメラ用三脚を使って、垂直にしているかと思います。

私もそんな感じで使っていましたが、もっと手軽に、軽量で
ハンディー機を立てることはできないものか?と考えていました。

たまたま、少し前にスマホやポケットWiFi端末を置いておくための
商品を100円ショップで見つけて使っていたので、これを活用できるのでは?
と思って、改造してみました。

実際の商品がこれ ↓
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 少し前に、某フリラの人気チャンネルでこの商品が紹介されていましたが、
 それよりも前に見つけていたので、パクリじゃないですよ~ん。

この商品を普通に使うと(スマホでは使っていませんが)、こんな感じ。
イメージ 2
 上部の金属製部品にばねが付いていて、しっかりと端末が固定されます。
 これはこれでとっても便利!
 上側の部品と下のミニミニ三脚がデジカメなどの固定ネジと同じ規格で
 つながっています。
 全体で100円ですが、なぜかそれぞれの商品も100円で売っています。
 バラバラで買うと200円なので、一体型を買ったほうが徳じゃん!

この上側の端末固定用部品に付いている金属棒はマイナスネジ2本で取り付け
られているので、それらを外すと簡単に取れます。

そして、その背中にちょっとしたプラスチック製の板をちょうどよい大きさに切って
接着剤やグルーガンなどで貼り付けます。
ちょうどよいプラスチック板などがない場合は、厚めの固いボール紙とか薄めの段ボール紙でも
いいかもしれませんね。

こんな感じです。
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このプラスチック板は、ハンディー機のベルトクリップではさむ部分になります。

実際に使ってみた感じがこれです。
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どうです? いい感じでしょ?
あれ?もうとっくに誰かがやっているよ!という声が聞こえそうですね!?
私は真似していませんよ!

ちなみにハンディー機の背面はこんな感じ。
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ベルトクリップではさんでいるだけ。

このミニミニ三脚を使うと手軽にハンディー機を立てた状態で使えます。
欠点は、風の影響で倒れやすい、地面が不安定だとうまく立たない(でも三脚の
足がフレキシブルだから、調整しやすい!)などでしょうか?

もし、私と同じ悩みがあった局長さんは試してみてください。

※なお、上記のスタンドを製作することによるケガや、これを使用したことによる
 無線機等の機器の破損など、いかなる損害に対しても当方はその責任は負いません。
 必ず自己責任において製作、使用してください。

自宅で使っているラジオ(ICF-5900ともう一つの小型ラジオ)の電池が単1型を使うため、今までは
単3のエネループを単1に変換させる(?)普通の電池アダプタを使っていました。

しかし、単1を使うことを前提としているラジオや電気機器(懐中電灯などは典型例)は、意外にパワー
を食うため、単3だと単1の能力には足りない感じでした。

いい方法はないかな・・・、と思っていたところ、ネットで面白いものを見つけてポチットしました。

 ↓ これ。
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これだけ見れば、「なんだ、ただの単3→単1変換アダプタじゃん。」と思われますが、違うんです。

 実は、【単3 x 2個を単1にするアダプタ】 なんです。

 ↓ 中身がこんな構造。マイナス側から蓋が開きます。写真の上側がマイナス。下がプラス。
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 単3:2個分が並列になりますので、電流容量が2倍ですね。(電圧は1個分と同じですよ。)

 ですから、エネループを2個使うと、電圧は1.2Vですが、電流容量は、2000mA x 2=4000mA になります。
(電池の充電状態や使用状態によっては、”片減り”するかもしれませんので、注意が必要かもしれません。)

これでラジオは長持ちします。よかったよかった。
(※この後、ネットで検索したら、単3x3個を単1にするアダプタもありました! 
  これならさらにパワーアップ!)

懐中電灯に使えば、長く光ってくれますね。電圧はアルカリ電池の1.5Vより低いので、明るさは若干暗い
かもしれませんが・・・。

無線の移動用電源として、使えなくもないですね。(単1と同じ大きさなので、大きくなりますが。)

CBのポータブル機の場合、単1電池を使うはずなので、これは使えるかもしれませんね。
(私はポータブル型CB無線機を持っていないので必要ありませんが。)

これとは別に普通の 単3を単2に変換するアダプタも買いました。便利なものですね。
100円ショップで買う物よりも品質が良いようです。

私はここで買いました。 http://item.rakuten.co.jp/yoijimu/c/0000000862/

体調が悪い中、風邪を引き、更にこじらせてしまい、おまけに花粉症が始まったので、ここのところ
延べ3週間ほど寝ては起き、起きては横になるような生活を続けております・・・。トホホ・・・。
ダメダメな体に気が滅入っております。

そんな中、元気になって気候が良くなって、花粉も飛ばなくなる頃にアマチュア無線の移動に行きたいなぁ、
といろいろな妄想をしております。

専ら、移動運用は高台や低山の山頂から50メガの運用をしておりましたが、今年からは430メガも仲間に
加えようと思い、アンテナなどを検討、製作、準備しております。

無線機は、従来から使っているヤエスのFT-817NDがあるので、HFも含め、50メガも430メガもOKです。

それに新しいハンディー機:VX-8Dも中古で手に入れたので、そのうち使えるようになります。
(現在、申請中につき、受信のみで遊んでいます。1アマなので、包括免許にしてほしい!QRPなんだし。)
この無線機ならば、50メガのAM/FMも144/430のFMもできるので楽しそうです。

さて、本題。移動時には商用電源が使えないので、無線機の電源確保が重要です。

FT-817は、専用のバッテリーパック(9.6V/1400mAh)も使えますし、市販のニッケル水素電池(eneloop
など。こちらは 9.6V/2000mAh。eneloop-proならば 9.6V/2400mAh。)も使えます。
これらを予備も含めて持って行けば2.5W出力で2~3時間は充分に遊べます。

VX-8Dは、標準装備の7.4V/1100mAhとオプションの7.4V/1800mAhのリチウムイオンバッテリーパックが
使えますので安心です。これで5W出せます。しかしさらに予備が欲しくなったら高額なバッテリーを新規
購入する必要があります。それは少し欲張りかな。

FT-817で5W出したくなったら外部電源が必要です。
FT-817の場合は、外部電源端子から13.8V入れてやらないと5W出ないそうです。
VX-8Dでも運用時間を十分確保したければ外部電源が欲しくなりますね。
さてとどうするか。以下のいくつか方法が挙げられます。

その1: ニッケル水素電池(Ni-MH電池・eneloopなど)を11個つなげて13.2V以上入力する

     実際にやったこともありますが、電池ボックスを用意して、専用に作り、接続ケーブルも
     専用に作ったりする。結構面倒くさい。予備ももう一つ必要になるのでさらに面倒。
     eneloopはたくさんあるので、電池の追加コストは不要だが、結構重かったりする。
     でも現実的な方法のように思える。充電も専用の充電器があるので心配ないし。

その2: 密閉型シール鉛蓄電池(ポータラックなど)を使う

     シール鉛蓄電池のみの使用は過去に何度もやっています。電流容量もあるので、運用時間は
     それなりに確保できてよろしいです。しかし何しろ重たい! 7.2Ahのタイプなら3kgほどある。
     もう少し電流容量を減らせば(2.3Ahや5Ahなど)1kg~2kgになりますが、運用時間は短く
     なりますね。その他、廃棄時にどこに持って行くか、などの問題もあります。
    (私の場合は、自己負担で送れば処理してくれる業者を見つけてあります。)
     充電時も注意しないと電池を壊す場合があります。これもそれなりに自作するなどして
     適切な充電器が用意できますね。

     自動車で移動運用する方は、大容量(100Ah前後)の密閉型ディープサイクルバッテリーを
     使っているようです。その分重量もすごいことになっていますし、充電にも細かい配慮が
     必要なようです(専用充電器が必要)。私もそんな移動もしてみたい・・・。

     ただし、鉛蓄電池単体だと出力は12Vなので13.8Vは得られません。(対処方法は後述します。)
     また、鉛蓄電池は完全に放電してしまうと充電できなくなるので注意が必要です。

その3: リチウムイオン電池(Li-ION)を使う

     よく見かけるのは、ノートPC用バッテリーを無線用に転用するものです。その方法も良いですが、
     充電が難しいことと、無線機に適した電圧が得られないことです。
     これに代わるものが最近急速に出回ってきているリチウムイオンポリマー電池(Li-Po)です。

その4: リチウムイオンポリマー電池(Li-Po)を使う

     実は今、これを購入してテストしています。すでに無線に使って実戦投入している方も多く、
     実績はかなりあります。問題もあまり聞いていません。問題として聴こえているのは、その
     電池メーカーの電池が不具合でうまく働かないこと、充電器の性能が良くないために充電
     できないこと、満充電に達したかどうかが確認しにくかったりすること、などのようです。

     市場に出回っているNi-Po電池は、通信機、つまり電話などの携帯端末の非常用、充電用に
     設計されているものと、釣りのリール巻き上げ用に設計されているものに大別できます。

     どちらでもいいように思えますが、釣り用は電圧が11Vくらいだったり、15Vくらいだったり
     します。電流容量は5Ah、10Ah、20Ahなど大容量です。外観もしっかりしていて水濡れも
     大丈夫みたい。充電も専用充電器があるので安心です。問題点は出力端子が独特だったりする
     ので、無線機への合わせ込みが必要です。(そんなに問題がないものが多いけど)

     携帯端末用は、その多くが5VDC出力かつUSB出力ですが、12V(さらに16Vや19V出せるものもある)
     出力をDCジャックで出しているものも販売されています。私はこのタイプを購入しました。
     電流容量も数1000mAh~数10000mAh(つまり数Ah~10数Ahまで)あるものがあります。
     ただし、12V出力をする場合は何Ahまで、という制限があるようです。
     この場合でも、13.8Vへの昇圧は必要です。

     リチウムイオン電池やポリマー電池は特に取り扱いに注意が必要です。ショックや強い圧力、
     鋭利なもので押したりすると、絶縁が破れて膨らんだり爆発したりするようです。
     最近の携帯電話で問題になった(なっている)発熱、発火、膨張などの問題はこれらが原因
     のようです。移動時には無茶な取り扱いはしてはいけない、ということですね。

 以上、大まかには上記のような方法がありますね。
 私はその1、2、4を使って移動運用しようと思っています。それぞれ一長一短なので場面に応じて
 使い分けたいです。今は、その4(Ni-Po)をテストしていますので、その結果が楽しみです。
 
 鉛蓄電池などの電流容量については、その表面的なスペック(何Ah)を短絡的に使用すると
 無線運用の時間を見誤るので注意が必要です。
 とくに鉛蓄電池の場合、例:7.2Ah(20時間率)となっておりますが、20時間率などをキーワードにして
 検索すると説明サイトがたくさん出てくるので、参考になると思います。
 無線用に使う場合は、5時間率での電流容量を見て、その70%程度(場合によっては50%くらい?)で
 容量を考えておいた方がいいみたいです。

最後に、12Vを13.8Vに昇圧する方法は、DC-DCコンバータを手に入れるか自作するしかありません。
私は、あるアマチュア無線家の方から 5Aタイプを購入しました。(10W出力程度ならば問題なし)
市販されているものもありますが、小電流容量のものでもそれなりの値段します。大容量ならば結構びっくり
の値段だったりします。でもその分、意味はありますので必要な方は検討してみてください。
(私が購入した方の情報は書きません。結構あちこちに情報が出ているようですが、一つ一つ手作りなので
 注文が殺到して大変なようでしたので・・・。いずれ私は自作しようと考えています。)

また落ち着いて、上記の移動用バッテリーなどを使って運用した際には、どんな設備で、どうなったか
などをブログに書きたいと思います。

私は、SANYOさん(今はなくなってしまった会社名ですが)のエネループが大好きです。
結構たくさん持っていて、色々なところに使っています。

無線機だけなくラジオにも良く使っていますが、無線機は電池をたくさん食うので、アルカリ電池などを使うと
お金がかかって困ります。ですからコスパを考えるとエネループなどのニッケル水素電池(2次電池)を
多用することになりますね。

無線機の中でも、FT-817ND(バーテックスのコンパクトHF~VUHFトランシーバー)は
電池を食うので有名です。
購入時に同梱されている充電池パックではあまりもちません。
したがって、エネループなどの電流容量が取れるものを使うことになりますが、さすがのエネループでも
FT-817はモリモリ電池を食ってしまって、長時間の交信には耐えられません。

ちょっとした移動時には、ノーマルのエネループを使っていますが、非常用にもう1セット持って行く
こともあります。鉛蓄電池を止むを得ず持って行くこともありますが、山歩きをする場合は重いので
無理ですね。

ですから一時期は、エネループの単2タイプを購入して8個つなげて、817専用の電池パックを
作ろうと思いましたが、単2型はネットでも1個で1k弱の値段なので、結構厳しいです。
充電装置も考えなくてはなりませんし。

リチウムイオン電池も大容量なのですが、値段が高いです。
GANGANも欲しいですが、高価ですしね・・・。

そこで目に留まったのが、単3のエネループプロ(eneloop pro)という商品でした。
イメージ 1
 ↑ 4個パックのもの。ネットならばかなり安く買えるようです。

ノーマルの単3エネループは1900mAh(Min)ですが、プロは2400mAh(Min)です。
充電回数は500回ですからノーマルタイプより少なくて(500回)3分の1くらいです。
それでも十分ですが・・・。
容量が大きい充電池は、通常消耗も大きく、もちも悪いですが、さすがにエネループシリーズですから
その点は問題ないようです。

このエネループプロを12個購入(3.5k弱)したので、FT-817専用にして、余った分はDJ-R20Dにも
使おうと思っています。
FT-817は、2.5W送信時でも2A近く消費するようですが、エネループプロならば余裕があります。
これで冷や冷やすることもなく運用できそうです。

またこの冬(?)、山に移動するときにテストしてみたいと思います。

いつもHFのCW QSOに使っているエレクラフトのK1
とてもよくできたリグであり、とても気に入っています。

コンパクトなリグなので、メインダイアルがやや小ぶりです。
もう一回り大きいと使いやすいのですが、秋葉原などを探してもちょうど良いダイアルが
見つけられません。大きさがちょうど良くても、VFOの軸の太さとダイアルの軸受けの太さが
合いませんでした。

そこで、たまたま手元にあったウレタンのクッションをダイアルの周りに巻いてみました。

イメージ 1

クッションのつなぎ目は、ホットメルトでくっつけています。

上手に巻かなかったので歪んでいますが、とてもいい感じの手触りです。
ダイアルの操作感もかなり向上しました。
周りのボタンにも干渉しないので、ベストな厚みです。

これでしばらく使ってみようと思います。

本日も10メガでCWのラバスタQSOをして楽しみました。

今日もいいお天気。午前中の早い時間に、昨夜から作っている「キーヤー切換器」を完成させ、
K1につなぎました。

大したものではなく、以前よりブログに書いている「縦ぶれ電鍵」と「ベンチャーパドル」を
切り換えて使えるようにしたものです。ただの2回路切換器です。前面には2回路2接点のトグルスイッチ
が1個だけ、背面は、キーヤーから来るステレオジャックが2個、TXにつながるケーブル1本だけ。
写真を出すほどではないので写真無しです。

これでK1で運用する際に、縦ぶれでもパドルでもワンタッチで切り換えられます。
ワンタッチといっても、K1から見ればぜんぜん異なるキーヤーがつながりますので、設定を変えなければ
なりません。キーヤーの切り換え設定「Inp」を前面の「PFn」ボタンに割り当てて、できるだけ素早く
切り換えられるようにしてあります。
(Pdn、Pdr、Hndの切り換え。パドルならばPdn、縦ぶれならばHnd設定。)
移動局を呼ぶ場合はパドルを使いますし、CQを出す場合はパドルか縦ぶれを使います。これで満足です。

お昼前のお出かけ前に、注文しておいた「玉網(たもあみ)」が届きました。
何をするのか?釣りのため? いいえ、違います。移動運用時に使うポールとして使います。
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 ↑ タカミヤのCORE CONCEPT ISOTAMA ENTRY ONE 630 というものです。
   この玉網は6m30cmの長さです。

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 ↑ 先っぽは、こんな風に網がつながるようにネジが切ってあります。別の用途に使えそうな・・・?

玉網は釣竿と違って、同じ長さでも竿先の太さが全く違います。釣竿は竿先がmmオーダーですぐに
折れてしまいますが、玉網は十分に太くてしっかりと強いです。
ですからHF用DPのポールやちょっとしたV/UHFの小型アンテナのポールにすることが可能です。
ただし、材質がカーボンなので、VCHのようなエレメントを沿わせるものには使えません。

以前、釣具屋さんで安売りしていたほぼ同じものを買ったことがあり、今でも50メガのヘンテナ用として
自宅のベランダに立ててあります。移動用のポールとしても使えて大変重宝だったので、また欲しいな
と思っていたのですが、見つけられずにいましたが、ネットで見つけたので買いました。(アンテナ用の
釣竿を購入する「Point」さんで買いました。)
7.2mものもあるはずですが、売り切れのようでした。これも欲しいですが・・・。

お天気も良くてよい季節になってきたので(それにしても暑いですが)、移動でもしたいですね。
50メガだけでなく、HFでも移動しようかな・・・。VCHではなくて、ダイポールANTを張って、
QRPながらも強い電波を送ってみるかな・・・。

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