以前より動作が気になっている「JRC NRD-515」に関して、まずはもっとも動作が
良くない「2.4kHz メカニカルフィルター(以下、メカフィル)」と少し調子の悪い
「600Hzメカフィル」の2つをを修理することにしました。
まず最初は、600Hzメカフィルです。
(これを選んだ理由は、オプション基板についているメカフィルなので、全体をバラさずに
作業でき、もし洗浄、修理に失敗しても諦めがつく、からです。)
このメカフィルの洗浄、修理に関しては、いくつかのサイト(ブログ)を渡り歩き、多くの有識者
の方々のお知恵や技術、経験をお借りしました。
(ここではリンク先などは示しませんが、ググるとたくさん出てきます。)
まずは、NRD-515の上蓋を開けてメカフィルを見ます。
↓ これがオプション基板についている600Hzメカフィル(上)と
300Hzクリスタルフィルター(下)です。
この基板からメカフィルを取り外します。 ↓
このメカフィルのシールドケースを外して、中身を出します。
シールドケースはきれいですね。
メカフィルの振動板は、厚紙のケースに収められています。
この厚紙ケースを剥がすと~・・・
・・・ほぼ繭に入った毛虫状態です・・・。
この腐ったスポンジを優しく剥がしていって、メカフィルの振動板が
見える状態にします。
そして、綿棒や歯ブラシ、エレクトロニッククリーナーを使って
スポンジを除去します。
↓ これがきれいにできた状態です。振動板の接続線がビロロ~ンっと
なっているのは、作業が良くない証です。この配線には苦労させられました。
断線しなくてよかったです・・・。
この振動板をコットン(きれいな綿)で丁寧にくるみます。
(不器用な私にとってこれは難作業)
本来は、スポンジでくるみ直すんでしょうが、また劣化するだろうし、
多くの方がコットンを選んでいるので、それを真似ました。
全然きれいにできませんでしたが・・・
これを元通りに厚紙とシールドケースに収めて、オプション基板に取り付けなおします。
オプション基板をNRD-515に取り付けて、信号を受信してみます。
劣化した状態では、S9の信号が、S7に落ちていましたが、AMモードでも
ほぼS9弱のままで落ち着いてくれましたので、修理がうまくいったようです。
アマチュアバンドでCWを受信しましたが、以前に比べても信号がガクンと落ちることも
なくなって改善されました。
次は、本丸の2.4kHzメカフィルの修理です。
次回のブログへと続く・・・・。
これらの様子をまとめた動画を近いうちにアップします。(多分3月になっちゃうかな…)
良くない「2.4kHz メカニカルフィルター(以下、メカフィル)」と少し調子の悪い
「600Hzメカフィル」の2つをを修理することにしました。
まず最初は、600Hzメカフィルです。
(これを選んだ理由は、オプション基板についているメカフィルなので、全体をバラさずに
作業でき、もし洗浄、修理に失敗しても諦めがつく、からです。)
このメカフィルの洗浄、修理に関しては、いくつかのサイト(ブログ)を渡り歩き、多くの有識者
の方々のお知恵や技術、経験をお借りしました。
(ここではリンク先などは示しませんが、ググるとたくさん出てきます。)
まずは、NRD-515の上蓋を開けてメカフィルを見ます。
↓ これがオプション基板についている600Hzメカフィル(上)と
300Hzクリスタルフィルター(下)です。
この基板からメカフィルを取り外します。 ↓
このメカフィルのシールドケースを外して、中身を出します。
シールドケースはきれいですね。
メカフィルの振動板は、厚紙のケースに収められています。
この厚紙ケースを剥がすと~・・・
・・・ほぼ繭に入った毛虫状態です・・・。
この腐ったスポンジを優しく剥がしていって、メカフィルの振動板が
見える状態にします。
そして、綿棒や歯ブラシ、エレクトロニッククリーナーを使って
スポンジを除去します。
↓ これがきれいにできた状態です。振動板の接続線がビロロ~ンっと
なっているのは、作業が良くない証です。この配線には苦労させられました。
断線しなくてよかったです・・・。
この振動板をコットン(きれいな綿)で丁寧にくるみます。
(不器用な私にとってこれは難作業)
本来は、スポンジでくるみ直すんでしょうが、また劣化するだろうし、
多くの方がコットンを選んでいるので、それを真似ました。
全然きれいにできませんでしたが・・・
これを元通りに厚紙とシールドケースに収めて、オプション基板に取り付けなおします。
オプション基板をNRD-515に取り付けて、信号を受信してみます。
劣化した状態では、S9の信号が、S7に落ちていましたが、AMモードでも
ほぼS9弱のままで落ち着いてくれましたので、修理がうまくいったようです。
アマチュアバンドでCWを受信しましたが、以前に比べても信号がガクンと落ちることも
なくなって改善されました。
次は、本丸の2.4kHzメカフィルの修理です。
次回のブログへと続く・・・・。
これらの様子をまとめた動画を近いうちにアップします。(多分3月になっちゃうかな…)
コメント
コメント一覧 (2)
修復にはとても神経を使われたかと思いますが、達成感が良いですよね。
つい先日、私もNRD-91のメカフィルの修復を済ませました、画像を拝見しますとメカフィルの型番は同じですが、共振子の仕様に違いがありますね。スポンジの加水分解がひどくてケースから出す段階で配線を切ってしまいました。03AZが4本とも、10AZは2本ですみました。修復を試みたのも簡易なスペアナとDDSが使えるようになり、3年越しのチャレンジです。近々代用しているコリンズメカフィルからオリジナルに戻す予定です。
ところで2.4 kHzのメカフィルは上手くできましたでしょうか。
では、失礼致します。
BCL515
がしました