移動運用などの際に問題となる、重要なポイントとして「電源」がありますが、
運用されるスタイル、考え方により、その電源の確保には様々な形がありますね。

私のような山頂移動(…すいません、最近山、登ってません、、、。涙)をする
無線家は、バッテリーを使います。

バッテリーと言っても、
*自動車用鉛蓄電池
*シール型小型鉛蓄電池
*Ni-MH(ニッケル水素)電池
*LiFePo(リチウムフェライトポリマー)電池
*Li-ion(リチウムイオン)電池
などなど…。
山頂移動の場合、さすがに自動車用鉛蓄電池は重すぎて担ぎ上げをしませんが、
それ以外は担いで(バックパック)登りますね。

私の場合は、eneloopなどのNi-MHとLiFePoが多いです。
少し前に購入した(ブログにも書きましたが)薄型のLi-ion電池を重ねてパックした
キットの内蔵型バッテリーを使うこともやりました。軽量小型で優れものです。

そんな中、「山と無線」の仲間がよく使っているのが、円筒型のLi-ion電池でして、
「18650」というタイプ(大きさが18mm x 65mmの円筒型)が流行りのようなので
私も奮発して購入してみました。
ただし、Li-ion電池は充電を適切に行わないと爆発や火災のリスクがあるので、
ついでにLi-ion電池充電機能を持った充電器も購入しました。
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ひとまず充電してみたので、いずれFT-817NDを使った移動運用で実践投入して
みようと思っています・・・。とは言いつつ、いつになることやら・・・。

ちなみにこのLi-ion電池ですが、電池の性能も千差万別で、メーカーや販売会社
によって品質もピンキリです。十分にチェックして購入してください。
安いものは危ない、と思ったほうがいいです。

***大切なことを書き忘れました***
①私が購入した18650タイプのLi-ion電池ですが、電流容量が「3700mA」というものです。
 この容量にはいくつかの(様々な?)バリエーションがあるので、使用するシチュエーション
 に合わせて選択してください。
②Li-ion電池の公称電圧は「3.7V」です。Ni-MHの1.2V、LiFePoの3.2Vとも異なります。
 したがって、私のように4つ直列に使うと「14.8V」となります。
 そのまま使っても無線機は壊れませんが、実は落とし穴があります。
 当然、3.7Vは中央値なので充電直後(満充電時)はなんと!「4.1V」もあります。
 4つでは「16.4V」ですから無線機が壊れます(多分)。
 ですから、充電後は何らかの方法で消費させて電圧を下げることが必要でしょう。
 専用の電子負荷(?)でも作ろうかな…。

また、電池自体の大きさも微妙に異なり、電池ボックスを買ってもボックスに
収まらないこともあります。私の場合も収まらなかったので、ボックスを少し
壊しつつ(!?)、マイナス側のスプリングも半分以上カットして縦方向の寸法
のマージンを確保しました。やれやれ・・・、です。
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見た目ではわかりませんが、いろいろ破壊しましたよ・・・。