ラヂオな屋根裏部屋~ラヂオと無線と山と自転車と

アマチュア無線局:JN1NCB(山頂移動などHF~430MHzまで運用中) ライセンスフリー無線局:グンマMO919(デジ簡とデジコミ、特小のみです) BCL、ラジオ局、受信機関係のブログです。 ぜひご覧ください。 YouTube動画とは連動していません・・・。

アマチュア無線(JN1NCB)、BCL(短波放送などを聴く趣味)、 自作(電子工作、アンテナ工作)、山歩き、 フリーライセンス無線(グンマMO919)、自転車(ポタリング)、 などを楽しんでいるブログです。

私はラジオ好きでBCLなどもやっておりますが、当然普通の(?)ラジオ放送も聴いています。
中波放送(いわゆるAM放送)、FM放送、そしてサイマルラジオなど。

そんな中、ラジオ局訪問も趣味を兼ねてやっております。
時々訪れる東北のラジオ局(かつての臨時災害放送局とそのあとに続くコミュニティー
FM局:以後、CFM)、地元のCFM、や広域FM局など。
訪問したら外観などを写真に収めて記念にしています。

 地元の「ラジオ高崎 サテライトスタジオ」。最近超人気ラジオ局です!
 JR高崎駅構内にあります。
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 「FM群馬 スタジオクラブエアー」内部は撮影禁止なので・・・
  前橋駅からは遠~~い!
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 「まえばしCITYエフエム」時々寄ります・・・
 前橋駅からは少し遠いです。市街地にあります。
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 ケヤキウオーク サテライトスタジオ
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 「いせさきFM サテライトスタジオ」あまり使っていないのかな?
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 「ラジオななみ(玉村FM)サテライトスタジオ」
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  「FM TARO(太田FM)」東武太田駅構内にあります。
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  「FM軽井沢」さわやかな番組が多いです。
  JR軽井沢駅(新幹線)の構内にひっそりとあります。
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  地元や近隣のスタジオにはもっと行きたいなぁ、と思っています。
  その2に続く~。

木工作業やちょっとしたアルミ板工作などで寸法線を入れたりする場合に、
きちんと同じ寸法で目盛りを付けていくために直角定規と普通の定規(金尺など)
を使うのですが、もっとやりやすくできる工具はないものか・・・、と思って
いたら、「マーキングゲージ(マーキングルーラー)」というものがあることを
知りました。

調べてみると YouTubeなどで「自作ができるよ~ん」と紹介されていましたが、
正確に木工工作をしないとダメなのでいったん諦めて、まずは既製品を買って
みよう!と思い立って通販を調査・・・。

これでいいや、と思ったものをポチリ、としてみました。適当~に品物を見て、
先入観も含めて買ったことが失敗でした・・・。

届いたものはこれ、↓
  IMG_2776
思っていたものよりも随分とデカい!思い!

かつ、作りがあまりにも粗雑!!さすが某国の製造品・・・。
バリも多くてちょっと怪我しそう・・・。

0.1mmまで測定できるサブスケールがついていますが、それよりも大きい
「ガタ」と歪みがあるので意味を為さない感じ・。

あ~~、3k円無駄にしたかなぁ、と思いましたが、有効に使おうと思います。
トホホ・・・。ネット通販はもっときちんと品定めしないとね。

でも正直、もう少し短くて軽いものが欲しいので、軽い金尺とそれに合わせて
作ってある可動部分が安価で売っていたので、今度ホームセンターで買うことに
します。(上記の2つで1.5kくらいかな?)

使い方は動画などで見ていただけばよいのですが、必要な寸法に目盛りを合わせて
可動部を固定して、可動部のエッジを工作物のエッジに沿わせて印を付け、それを
繰り返すことで正確に印がつけられるというものです。
(文では説明できないなぁ・・・)
  ↓ こんな感じで・・・?
 IMG_2777
写真の例では、10cmにサブスケールを合わせて可動部を固定。
先端の平らなところまでが10cm。可動部のエッジと工作物のエッジを
沿わせて横に移動していけば、10cmの印が正確に何か所か付けられます。 
その印を定規でつなげば正確な線が引けますね。

HF用に張ったロングワイヤーアンテナ(LW)のマニュアルチューナーを少しだけ
改造しました。

現状、チューナーをコンテナボックスの中に入れて雨などの侵入を防いでいますが、
ワイヤーを通すためにコンテナボックスに穴を開けて、直接ワイヤーを入れて
いましたが、やはりどうしても雨が入り込む可能性があること、コンテナボックスに
直接ワイヤーを入れることで取り扱いづらいこと、などの理由で、ボックス自体に
簡易な突起物(ガイシみたいなもの)を取り付けたくなりました。

ボックス自体は樹脂製で絶縁物なので電気的な問題はないのですが、気持ち悪い
気分だったし・・・。

で、工作したのは塩ビ製のパイプとキャップを使った突起物に、陸軍端子を
取り付けたもの。
  ↓ こんな感じ・・・ちゃちな作りでお恥ずかしい・・・
 IMG_2773
この端子にワイヤーを取り付けることですっきりしますね。

ま、結局はこの陸軍端子からチューナーのアンテナ端子まで短いワイヤーで
つないでいるので、電気的には何ら変わりはなく、何らかの大きな改善も
無いのですが・・・。
(コンテナボックスが金属だったら効果や意味があるのですが・・・)

ということで、ちょっとした工作で自己満足に浸りました、とさ・・・。

ついでにLWの長さもさらに6mほど長くして、張り方も変えてみました。
(写真はないですが)屋根の影響を避けるようにできるだけ屋根から離しつつ、
長さも延長したのでノイズも下がって感度も上がったみたい(気分だけ・・・)。

全長が大体、33mくらいになりました。3.5メガも7メガもSWRは下がって
います。チューニングポイントは当然変化しました・・・。

SDR(ソフトウェアラジオ)として、SDRPlay社の「RSP2Pro」を使っていますが、
その受信用ソフトではなく、スペアナソフトがあるので最近試しています。

RSP-Spectrum Analyser(現状のバージョンは1.04b)というもの。
今のところ無料です。
ここでDLできます。
http://www.sdrplay.com/downloads/

スペアナ、と言っても本物の本格的なスペアナとは違うので、測定した結果が
異なったり、場合によっては意味を為さないかもしれませんが、何らかの参考
にはなると思っています。(本物のスペアナが欲しいんですがね~。さすがに
うん10万円は出せません。)
このスペアナソフトに、RBWとかVBWなどの設定があればいいのですが、
ないんですよね~。どうやらFFT解析をしているソフトみたい・・・。

このRSP2Proの最大入力レベルは、1mWなので、直接10Wなどを入力したら
お釈迦です。ですから前段に減衰用のATT(アッテネーター)が必須です。
これは以前自作した50ΩのMAX45dBATTがあるので問題なしです。
(この測定のために自作した訳なので・・・)

細かい説明は省きますが、私が使用している無線機、IC-7100Mと大昔に自作した
Elecraft社のK1(HF CW機)を測定してみました。
(今回は帯域外領域のみ。スプリアス領域は測定しない。)

 1.IC-7100Mの7メガ帯(CW):5Wでの送信
   5W=5000mWですので、40dB ATTで0.5mWです。この入力にして測定
   しました。(5Wにした理由は、K1の出力が5Wだから)
  IC-7100M_5W_7.010MHz_CW_in
  基本波に対して帯域外領域のスプリアスが70dB以上に抑えられており、
  問題なしです。(当たり前ですね。)

 2.K1の7メガ帯(CW):5Wでの送信
  K1_5W_7.010MHz_CW_in
  わお~!スプリアスが40dBちょいしかありません。
  やはりだめか・・・。元々の仕様が40dBですからこんなものかも。
  平成34年(令和5年?)には使えなくなりそうな感じ。

何かしらの調整をすればよくなるかも??
必要に応じて、個人レベルで有償で測定をしてくださる方がいるようなので、
近々依頼してみようかと思っています。(正しく、スペアナを使って、JARD
さんが指定している通りに測定してもらえる。かつJARDより安い。)


今回の測定は、あくまでも出来合いのSDRを応用したソフトを使ったスペアナに
よる測定なので、結果が完璧なものではない(技術的、学術的に適切ではない)
ことを付け加えておきます。

今後も、このスペアナソフトを使って、いろいろな機器やユニットなどの測定
をしていきたいなぁ、と思っています。
もしこのスペアナソフトに関して、技術的に詳しい方がいらっしゃれば、
参考情報や測定結果などをお教えいただければありがたいです・・・。
(と言いつつ、説明いただいても私が全く理解できない可能性が大!ですが)

仕事の合間に、いろいろなことをやっておりますが(ブログの交信も久しぶり・・・)、
以前張ったHF用LW(ロングワイヤー)を使って、3.5メガなどのFT8を楽しんでおります。
3.5メガで遊べるのも LW様様です。(どうしても飛びがいまいちなので、CW[は
QRP5Wだと厳しいようです。FT8は楽しいのかな?なんて言いながら、十分楽しん
でいるじゃねぇか!と言われそうですが。)

一応QRP運用の5WでFT8をやっているので、届かなかったりもしていますが、さすが
にFT8なので相手局のデコード能力に助けられてQSOができています。
始めてから60局以上やっているので、3.5メガも7メガもAJDはできました。
(え~!簡単じゃん!って言われそうですが)

で、エレメント自体はこれ以上より良く張れませんが、家の周りにうまいこと引き回す
ように工夫しています。
  ↓ こんな感じ。GPを上げているポールにデベポールをクロスマウントで取り付け
   て、その先にワイヤーを通しています。一見、V-DPっぽく見えます。
 IMG_2756
 それから釣り竿で引っ張りつつ、反対側は屋根の雨どいを利用して
 ワイヤーを支持して引っ張っています。かなりいい加減かも・・・。
 大型クリップに塩ビパイプを縛り付けて、雨どいに挟むやり方。
 IMG_2761
 全体で27mほどのワイヤーです。

片や、カウンターポイズ(以下、長いので「ラジアル」と書く)は、マッチング
ボックス(中には手動アンテナチューナーが入っている)にナイフスイッチを
取り付けてそこにラジアルをねじ止めしています。
ラジアルを切り替えできるようにナイフスイッチを使っていますが、
実際には利用していません・・・。
  ↓ これ。
 IMG_2757

ラジアルもバルコニーにバラまきたいのですが、家庭内SWRが無限大に
なりそうなので、忍者ラジアルにしています。
  ↓ こんな感じで。バルコニーの壁に沿わせて張っています。
 IMG_2759
 バルコニーの化粧板(アルミ金属板)の中に忍ばせたりして・・・
 IMG_2760
目立たなくていいのですが、アース効果は如何に・・・。

ラジアル、と言ってもワイヤーアンテナの一部ですから、
ここからもノイズを拾います。
全体で5本(かな?)、長さはいろいろ(5m、7m、10m、20m、25m)
ですが、周辺のノイズも連れてくるらしく、引き回し方でノイズレベル
が大きく違います。

隣家のオール電化ノイズ(パワーコンディショナー?)のノイズがひどくて
近づけると拾います。
たまたま、アース効果を期待して、庭周辺のアルミ製フェンスにラジアル
を添わせたらノイズが激増してやり直しました・・・。
地面に這わせてもいまいちだったので、今のところ現状のままです。

今後もラジアルについては試行錯誤を繰り返して、ノイズ小、信号大、
飛びGOOD!を目指したいと思っています。
やはりロングワイヤーはエレメントよりもラジアルのほうが  重要
ですね。

シャックの整理を進めておりまして、今まで使っていたノートPCをデスクトップPC
に交換して、PCを使ったアマチュア無線とBCLを楽しめるように模様替えしました。
(デスクトップPCは、少し前まで居間で使っていた古いものなので、
 パフォーマンスは良くないのですが・・・。)

 ↓ PCを交換した理由は、ディスプレイを大きくしたかったから・・・
 IMG_2750

 で、改めてWSJT-XやMMTTYなどを四苦八苦しながらインストールし、
何とかベースの状態が出来上がったので、しばし7メガ(7.041MHz)をワッチ…。

大きな画面で、WSJT-Xを使えるし、MMTTYも使えるし・・・、という
ことで、「FT8を思い切ってやってみようかな~!失敗したら聞こえなくなった
ふりすればいいかな~。」などとぼんやり考えながら、ひたすらワッチワッチ…。
一通りのQSOパターンがわかったので(JT65もやっていたので、大体わかっていま
したが)、思い切って5エリアの局をコール!(出力は5W QRP)
(最初は呼ぶタイミングが全くわかりませんでしたが、ワッチのおかげで
何となくわかりました…。)

あれ~、あっけなくQSOできちゃいました~。
な~んだ、PC(WSJT-X)がAuto Seqでやっちゃってくれて拍子抜け。

そのあと、味をしめて2局ほどとQSOし、最後にもう一局!と思って呼んでみたら
運悪くその局がCLになってしまったので、「じゃ、もういいや・・・。」と思った
矢先、各局が私を呼んでくるではないですか~!!
「え~!どうしよう~!」
と思いつつ、遅れ気味に対応して、順番にQSOして、パニックになりながらも
何とかQSO終了。
呼ばれなくなったので、ほっと一安心。もういいです、ちょっとだけ、だったんです
から・・・。

また夜勤明けの日や休みの日には、7.074MHzをワッチして、DX局とのQSOも
勉強してみます。少し違うらしいから…。
 ↓ WSJT-Xのショット画面ですが、わざと小さくしました。
  意味なかったか・・・。
 blog_FT8_1st QSO shot_2019-12-11

FT8が面白いのかどうかは、、、やや疑問ながらも何とも言えないスリリング
な感覚は、JT65のときに感じたワクワクと同じでした。

FT8では、音としてほとんどわからない(聴こえない)状態でもデコードするので
すごいなぁ~と感じました。
この辺が魅力なのかも?

今後、のんびりと遊んでみたいです。

でもまだ自分事でやらねばならないことが山積みで、遊んでばかりもいられません。
勉強もしないといけないし、やりたいこともあるし、、、ね。

12月1日(もう12月ですよ…。すぐに来年になっちゃう)に、前橋市の
ヤマダグリーンドーム前橋で催された「ハムの集い」に参加してきました。
 ↓ 配布された媒体と購入したQSLカード用のデザインカード
 IMG_2747
私は、某JARL登録クラブ(コールサインはないですが)のメンバーとして、
ジャンクを販売しつつ情報交換などしてきました。

ジャンク販売なので、もうけはほぼ無しで、差し上げちゃった!に
近いです。
でもジャンク品に関する情報交換や情報提供、ちょこっとだけ技術的な
説明等ができて、少しはお役に立てたようです。(うれしい~)
ジャンク品をお買い上げになった方が有意義に楽しめるといいなぁ。

一方で、ハムの集いの本編である支部大会(?)部分では、女性ハムでもある
「水田かおりさん」の歌謡ショー(!)もあり、盛り上がりました~。
歌はお上手でした。プロの演歌歌手ですからね~。
(水田かおりさんは、FMぱるるんで、アマチュア無線の番組も持っていますね。
 2アマも持っているし、JARL広報大使だし。活躍範囲は広いです。)

そのあとにJARLの高尾会長による講演会(というよりもJARLの説明会)
は1時間を超えて行われましたが、それなりに意味のあるものでした。
*JARLの損益は若干のマイナスであるが、会員の会費を減免したり、
 青少年ハムを無償にしたり、サービスの向上を行ったことによる取り崩し
 で減ってしまっただけで、それを含まなければ横ばいかわずかな上昇に
 なっている。

*JARLの広報に関して、メルマガ、Youtube、FB、ラジオ番組、ホームページ
 での更新(2週に1回?)などがあるので、有効に使って欲しい。
*政治家とのつながりも強化して、政府側にアマチュア無線やJARLの存在意義
 を強く伝えるように頑張っている。
などのお話がありました。

その他にも有意義な内容の話もありましたが、今後JARLから様々な広報手段を
使って順次伝えられるようですので、お楽しみに・・・。
(今後楽しみな話がありましたよ・・・)

BCLなどの受信用に使う「ガルバニックアイソレーター」というもの。
アンテナと受信機の間に入れるトランスであり、この間を分離するものです。
分離することでノイズを減少させ、受信信号を浮かび上がらせるものです。

ノーマルモードフィルターでもなく、コモンモードフィルターでもありません。
アンテナ側の信号とGND、受信機側の信号とGNDをそれぞれ直流的にカット
していますので、つながっていません。

あちこちの自作記事を見ると、ガルバニックアイソレータートランスを作って
(チップをメーカーさんから購入して)コネクタを両側に取り付けて、まじめ~に
アルミケースに入れて構成されている内容が投稿されていますが、この状態では、
GND側がコネクタからアルミケースを介してANT~受信機につながってしまう
ので、効果が出ません(出にくいです)。
そういう意味で、ガルバニックアイソレーターを商品化しているものは、
プラケースになっていますね…。GNDをカットする意味ですから仕方ないです。
その分、その信号系に外来ノイズが乗ってしまうリスクもありますが、
最短距離でつなぐことでノイズの混入を防ぐしかないです。

で、以前購入したアイソレーターのユニット(チップではなく)を見るともちろん
信号系とGND系は切り離されていますが、受信信号をGNDパターンできちんと
囲んでいるため、GNDパターンが入出力部でぎりぎりまで接近しているので
気になっていました。
  ↓ オリジナルのプリントパターン
 IMG_2741
 IMG_2742
 そこで、何とかGNDパターンをカットして浮遊容量を減少させて
GNDのリンクを減少させてみよう!と思って、少しだけやってみました。

  ↓ 改修後の基板
 IMG_2743
 IMG_2744
 うーん、ひどい改修だわ…。残っている緑の一部はレジストですので、
GNDの距離は離れています…。(もっと剥がしてやろうかな・・・?)

 SDR(ColibriNANO)に改修していないアイソレーターと改修したアイソレーター
(同じものではなくて、2個のユニット)をつないで、ExpertSDR2のソフトで
ノイズの様子を見てみましたが・・・、ほとんど差を感じることができません
でした・・・。残念~!
プリントパターンのリンクはほとんど(影響が)なかったみたいね~。

ExpertSDR2は受信帯域が広く取れない(最大で3MHzだったかな?)ため、
変化がつかめませんでした。

このアイソレーターの有り無しの差は、2~4メガ付近で効果があるようでした。

近いうちに、以前に購入したガルバニックアイソレーターチップ(TC1-6X+)を使って
ユニットを自作しよう~、と進行中です。パターンを基板とカッターを使って作る
ので疲れますが・・・。(両側はSMA-Jコネクタを付けます。)

Nano VNAを夜勤明け仕事の合間にいじっていますが、なかなか高性能ながら
使い切るのは難しい感じです。

では、使い方などをどなたかに指南いただかないとなりませぬなぁ・・・。
そうなるとインターネットを使ってお手軽に探してみると、、、
JH4VAJ局のブログに行きつきました~!
JH4VAJ局は非常に様々なトライをなされていて、それを克明に記録し、
ブログに書いていらっしゃいます。素晴らしすぎて敬服しました~!

これから書いていく内容は、VAJ局のブログをしっかり参考にして進めていきました。
  JH4VAJ局のNanoVNAの書庫
以下に書いた内容をトレースするよりも上記ブログを参考にしたほうが遥かに
分かりやすいと思います…。(私にはとても書けないくらい親切!!)

購入したときはキャリブレーションなどを最初に行ったのですが、いろいろと調べた
結果、ファームウェアのアップデートを先にやってしまうほうがいいと思い、そちらを
進めてみました。

本日(11月24日)現在では、ファームウェアはVer 0.5.0が最新ですが、そのひとつ
前のversionをリファインしたもの「NanoVNA-Q 0.4.3」があることが分かったので、
そちらを入れてみました。
※実際には、最初に ver 0.5.0 を先に入れてから、Q 0.4.3を入れました。
 ですから、その順番のほうが正しく動作するかもしれません。

古いファームウェアである 「0.2.2」で、バッテリー容量表示がサポートされている
ので、それに対応するために基板上にダイオードを搭載しておく必要があります。
これは、前回の記事に写真を載せていますが、再掲載します。
  ↓ こんな感じ
 IMG_2724
Li-ion電池のコネクタの下にD2のパターンがあり、そのままでは部品のはんだ付けは
無理です。私は、先に周辺に耐熱テープを貼ってパターンや部品を保護し、
コネクタを斜めに持ち上げたうえではんだ付けし(Li-ion電池側がカソード)、さらに
コネクタの底面の一部をニッパーなどで削って(切り取って)コネクタが浮かないよう
に処理しました。コネクタが浮くとカバーの取り付けができなくなります。

※以下のPCの操作、ソフトウェアのインストールなどは一定のPC操作や
 Windowsの知識、DOSなどの若干の知識、が必要になると思います。
 これらに自信がない方は厳しいかもしれません…。

この状態でファームウェアをアップデートします。
まずは、DFU Utilityをダウンロードします。
(Device Firmware Update:DFU)
http://dfu-util.sourceforge.net/

にアクセスし、「Releases項」の下にある「releases」のリンクをクリックします。
「Index of / Releases」の下にある「dfu-util-0.9-win64.zip」をダウンロードして
desktop上などに展開しておきます。
ここで大切なことは、このファイルは Windows10(Windows7も同じかな)
の64bit版に対応していますので、32bit版では動きません。(多分…。私は試しましたが
NGでした。やり方が悪かっただけかな?)32bit用のファイルは…、わからず…。

一方で、NanoVNAのファームウェアをダウンロードします。
私の場合は、NanoVNA-Qにしたかったので、こちらからダウンロード。
https://github.com/qrp73/NanoVNA-Q/releases

もし、通常の最新版がいい方はこちら。
https://github.com/ttrftech/NanoVNA/releases/tag/0.5.0

ダウンロードしたら展開しておきます。

次に、NanoVNAとPCをUSBケーブルでつなぎ、NanoVNAのLi-ionが載っている
基板にある「VDD」と「BOOT0」のランドを金属ピンセットなどでショート
させつつNanoVNAの電源をONします。

すると画面が真っ白の状態で立ち上がるので、そのままにしてPCの作業に
移ります。
Windowsのデバイスマネージャー上の「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」
の下に「STM Device in DFU Mode」ができていることを確認します。

もう一度表示しなおすと、「ユニバーサルシリアルバスデバイス」の下に
「STM32 BOOTLOADER」というものができているのが見えました…。

このドライバーを「Zadig」というソフトウェアを使って書き換えます。
この書き換えについては、JH4VAJ局のブログを見ていただき、操作して
ください。(図解しないと説明しにくい。でも…面倒くさいので…割愛)

さて、ファームウェアのアップデートをするステップですが、ここでは、
Windowsのコマンドプロンプトを使用するので、古典的な操作方法の知識が
必要になります。

DFU Utility 0.9を展開すると「dfu-util-0.9-win64」フォルダーができます。
この中にある「dfu-util.exe」を使ってファームアップします。

ファームウェアを展開すると「NanoVNA-Q-0.4.3-20f33ba.dfu」ができます。
(もう一個「NanoVNA-Q-0.4.3-20f33ba.hex」もできる)

これらを一つのフォルダー(例:dfu とか)に入れておく。
できればC:の下に直接作っておくとコマンドが書きやすいかも。

私の場合は、Cドライブの直下に「dfu」フォルダーを作り、その中に、
「dfu-util-0.9-win64」フォルダーと 「NanoVNA-Q-0.4.3-20f33ba.dfu」
を入れておきました。(「dfu-util-0.9-win64」フォルダーの中に dfu-util.exe
がある。)

コマンドプロンプトの操作時に「cd( change directory)」とか
「dir(directory 表示)」などのコマンドを知らないとスムーズにはいきません。
また自分が今どこの階層にいるのか、という理解も必要です。

C:\dfu\dfu-util-0.9-win64\dfu-util.exe -a 0 -D ..\NanoVNA-Q-0.4.3-20f33ba.dfu
うまくいかない場合は、階層の間違いがあると思います。
  ↓ 実行時の画面
 IMG_2737

  ↓ ファームウェアアップデート後のNanoVNA本体のバージョン情報
 IMG_2738

  ↓ NanoVNA本体の測定画面
 IMG_2740
 バッテリー残量表示が左上にできている。
 インピーダンス Z も R + jX 表示になっている。

ここまでで今回の投稿は。終了です。
これで測定前のベース状態ができました。

最近(でもないかな?)あちこちで話題になっている Nano VNA という
ベクトルネットワークアナライザー、というもの。
  ↓ 開梱したところ。SMA-P付きケーブルが2本、USB-Cケーブル 1本
   校正用ショート/オープン/50Ωロード 1個ずつが添付品です。
 IMG_2701
Am〇〇〇nなどで たくさんのお店から6000~7000円ほどで購入できる測定器です。
大変小さくて、カードサイズ、厚みも2cmほどでまずまず軽量です。
小さすぎて失くしそうなこと、簡単に落として壊れそうなこと、が心配ですが、
こんな安価で、ここまで高性能な測定器が手に入るなんて感激です!


私はいろいろリサーチした結果で、リチウム電池付き、発信/検出部のシールド付き
のものを注文しましたが、届いた商品はシールド無しでした。(ガビーン!)
  ↓ 中身の写真
 IMG_2722
 基板の右側にシールドが施されているはずだった。
 ま、自分でも工作できるし、シールド効果は非常に高い周波数で意味が
出てくるらしいので、当面は様子見で・・・。

ということで、これから購入される方は、少なくともバッテリーは付いている
ものを購入してください。後で購入したり、探したりするのは面倒くさいですから。
シールドはあったほうがいいでしょう。自分で工作する自信がない方は特に。

それから、また後日、その2以降で投稿する予定の記事で必要になる「バッテリー
残量表示」に対応させるために、ダイオードを追加しておきました。
  ↓ かなり無理やり、面倒くさい工作です。白いコネクタの根元付近に
   あるダイオードです。耐熱テープを貼ってから工作しました。
  IMG_2724
 推奨部品としてはショットキーダイオード となっていますが、手持ちになかった
ので(あるはずだったんだけどなぁ…)、高速スイッチングダイオード:1SS133 を
付けてみました。(えい!やー!)⇒ 結果はOKでした。続編に書きます。
 バッテリー接続コネクタの下に隠れてしまっている部品パッドにダイオード
とはんだ付けするのですが、厳しいかなぁ~と思います。
はんだ付けしてもコネクタが浮いて(持ち上がって)しまうので、やむを得ず
コネクタ底面の一部をカット(削って)していましました。(写真では見えませんが)
コネクタが浮いているとパネルが取付できませんので。
ダメな場合は、コネクタのピンをカットして、バッテリーを直付けするしか
ありません。工作が苦手な方はやめたほうがいいと思います。

今回の投稿はここまで。
続きは後日書きますが、参考にした情報も含めて書きたいと思います。

現状は、Nano VNA本体のファームウェアも書き換えてバージョンアップして
あります。(アップのやり方は少しのPCの知識が必要です。)

またPCにつないで大きな画面で見るやり方も試しています。
これは便利です。

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