INRAD(米国)が商品化している「RX7300」というものを手に入れました。

 ↓ これです。さて、これは何でしょう・・・?
 RX7300_2

構造は極めて簡単。自作もできそう。でも微妙~なオンボードコネクタを探さないとね。
加工も面倒くさいかもしれません・・・。
 RX7300_3

これをアマチュア無線で使用している ICOMのIC-7300の内部にインストールすれば
基本的な作業は完了です。

これは何をするものか。

IC-7300から「RXOUT」と「RXIN」の端子を取り出すものです。
(通常はRXINは使わず、戻すときだけ使う。)

つまり、RXOUTから無線機の外付け受信機、私の場合は、SDR機器:RSP2pro、へ
受信信号を送り込み、PC画面を使って大きなウォーターフォールを見たり、
SDRで受信系の改善をして良い状態で信号を受信するものです。
もちろん、送信はIC-7300にやってもらいます。

え?、だったらICOM純正のリモートソフトがあるじゃん!、と言われそうですが、
あれはあれ、ですから、自分なりにいろいろとやりたいわけです。

実際に、IC-7300で弱めのCWなどを受信した場合と、RSP2proで受信した場合では、
明らかに後者のほうが聴き取りやすく、ノイズも少ないようです。
ですからIC-7300の受信でなく、受信はSDRで、送信はIC-7300で、としたいのです。

ただし、欠点が2つあって、
1つ目は、IC-7300のように、リアルタイムスコープではないし、受信もリアルタイム
ではないことです。
SDRは、受信信号をPCで処理させるので、数100msecの遅れが生じます。
そういう意味で、FT8などのQSOには向かないかなと思います。
そんなことはないという方もいらっしゃるし、米国ではSDRを使ってFT8をやっている人は
多いようです。

もう一つの欠点は、IC-7300内部に手を入れる(半田付けは無し、作業も簡単)ので、
初心者にはやや厳しいこと、IC-7300のATUポートと物理的にバーターになること、
です。外付けATUが使えなくなります。もちろん、元に戻すことは簡単ですが。

ということで、私の場合は、このRX7300を使う場合は、外側の切替SWボックスを
自作して、受信信号を「DIRECT」と「SDR」で切り替えるようにする予定です。
つまり、RXOUTをSDRのみにつなぐか、RXINに戻してあげるかを切替えるものです。

今後、じっくりとやっていく予定です。

動画に撮りながら、まとめて某動画サイトに上げます。(1月中にできるかなぁ。)

●YouTubeチャンネル:まっとさんのラヂオ部屋(YouTubeサイト内で検索してください。)