ラヂヲな屋根裏部屋~ラヂヲと無線と山と自転車と

アマチュア無線局:JN1NCB(山頂移動などHF~430MHzまで運用中) ライセンスフリー無線局:グンマMO919(デジ簡とデジコミ、特小のみです) BCL、ラジオ局、受信機関係のブログです。 ぜひご覧ください。 YouTube動画とは連動していません・・・。

アマチュア無線(JN1NCB)、BCL(短波放送などを聴く趣味)、 自作(電子工作、アンテナ工作)、山歩き、 フリーライセンス無線(グンマMO919)、自転車(ポタリング)、 などを楽しんでいるブログです。

BCL

今年のハムフェアー2023に、8月19日土曜日に行ってきました。
IMG_5211
コロナ禍もあって、参戦したのは2年ぶり?3年ぶり?かな~、と。

余り体調も万全ではなく、早めに帰宅したいこともあって、会場に居られたのは4時間程度でした。
今年の目的は、ジャンク漁りや目新しいものを買うことではなく、BCL関係でSNS上でつながりの
ある方々にお会いすることでした。いわゆる「アイボール(QSO)」ですね。

最低限のアイボール(絶対にお会いするぞ!)としては、”BCLロールコール”を神奈川県から
何年も続けていらっしゃる「ヨコハマAA815/はまっこラヂオ通信」さんとのアイボールです。

会場でもBCLロールコール(RC)を実施するとの情報があったので、必ずチェックインしてその後に
お会いする方法を利用して(?)確実にお会いしたかったわけです。

ということで11時過ぎに無事430FMでのRCにチェックインし、その後に続いた特小でのRCにも
チェックインして、終了後にアイボール!
じっくりとお話ができ、とても有意義な時間を過ごせました。
そのあと、山関係でもつながっていた「とっとりU42局」ともアイボール。
やっと会えましたねぇ~~。これで一安心。(目標達成~?!)

しか~し、その後、さらにBCL関係の著名な方々が集まるとの情報をはまっこさんからいただいた
ので、「ぜひとも!」ということで ”日本短波クラブ” ブース前に駆けつけてアイボール!

かぴとうさん(ネットラジオでBCL関連の放送をされている方)や「秋葉原BCLクラブ」のメイン
スタッフの皆様、CQ誌でBCLコーナーを執筆されているJS1BXH局、すごい受信用アプリを開発
されているja-radio(じゃーらじ)さん、などなど・・・・。

こんなに予想もしていなかった方々とお会いでき、今回のハムフェアーは100点満点を超えて
200点獲得でした!
BCL_Photo
一応、お顔は隠しております・・・。

やはりリアルでお会いするのは素晴らしいですね。いろいろとお話もできたので、大変有意義
でした。

また来年もアイボール中心で参加したいなぁ、と思っております。

少々以前の自作に関してブログにしていなかった(書く余裕がなかった)ことに気付いたので、
今さらですが残しておきます。

SDR(特にSDRPlay社のRSP2Pro)で中波帯を受信する際には、短波帯のローバンドからの
強力な信号による抑圧や混変調をかなり受けていて苦労していました。
SDR受信用ソフトウェアには一般的に、短波帯が中波帯の強力な信号によって影響を受け
ないように短波帯へのHPF(中波帯をブロックする)は備え付けられていますが、その逆は
見当たりません。

そのための市販品としては、ApexRadio社の中波用LPF:LPF2050、という商品があります。
私もこれを持っていますが、別の場所で使っていますし、それなりに高価なので自作しよう
と思っていました。

回路は、3D無線さんの「No.71 受信用 2MHz LPFローパスフィルターの作り方」を参考に
すればいいことが分かっていたので準備だけしておきました。
上記の記事では小型のトロイダルコアに電線を巻いてコイルとして使用していますが、
私の場合は、普通のマイクロインダクタ:4.7uHを使用しました。
理由は、閉磁界回路となるトロイダルコアを使うと周辺のノイズやAC系磁界を拾ってしまう
からです。やはりオープン型コイル(磁界として)がいいようでした。
このフィルター回路は、ハーフ・ウェーブ・フィルターという回路を用いています。
この回路を「トロ活」を参考にしながらシコシコ計算をしまして・・・・、コイル部分を
4.7uHで良かろう、と導き出しました。合っているかどうかは?・・・・。

これをSDRの前段に入れればいいのですが、これだけでは芸がないので、ガルバニック
フィルターとコモンモードフィルターも入れようと思い、秋月電子で物色したところ、
10/100BASE-T用パルストランス:HN1622HF」が目に留まりました。

このパルストランスの特性を見てみると、長波~短波帯であれば、挿入ロスも0.2dB程度、
リターンロス:-25dB以上あるので、結構いい感じでした。(特性表はこちら
このパルストランスの中身は、1:1の伝送用トランスとコモンモードフィルターが一体化
になっているので、1つの部品で2つの効果がある(1粒で2度おいしい!)ので便利です。
さらに2回路分入っていてお得!!

以前、BCLの大御所である シエスタ氏が別のデジタルオーディオ伝送用パルストランス
PE-65612NL」をBCL受信用ガルバニックフィルターとして使用した場合の評価
レポートを公開されていたので、これでもいけるならば、こっちでも使えるかも・・・、
と考えていたわけです。

以上の2つをまとめたものがこちらです。かなり作りがひどい・・・。
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プラケースの中にある基板が中波用LPFで、その右側にある黒い部品がHN1622HFです。

このHN1622HFは2回路分が内蔵されているので、片側は中波用回路、もう片側は短波用
回路にしています。短波用には中波用LPFを通してはいけないので。

あくまでも参考程度のデータですが(私の測定はいい加減なので)、SDRでの受信レベルの差
を示します。LPFとしての特性しか分からないかな~でして、ガルバニックフィルターの
特性は適切に見られていませんのでご了承願います。
またあまり良いデータではなく、突っ込みどころ満載だと思いますので、以下のデータに
関して鋭い質問やご批判はご遠慮くださいませ。(あまりに厳しい意見が届いた場合は、
以下のデータは消します・・・。怖いので。)
(1)LPFを通す前(500kHz~1700kHzくらいのスパンで見ています。
  底辺が-120dB、上辺が約-34dBの縦軸です。中心は1134kHzです。)
スルー状態

(2)LPFを通した場合(盛り上がりが大きく下がりましたが、1400~1700kHzの盛り上がり
  が変わっていないのが残念です。)
LPF

盛り上がりが大きく減っているのは、LPFの作用も非常に大きいと思いますが、
ガルバニックフィルターも効いているのではないか?と思います。
(根拠もなく適当なこと言っています)。
全体として短波帯からの変な影響や盛り上がりが大きく減っていて(このデータがどうだ
こうだではなく)、実際に聴いてみた結果として短波帯からの中国語や朝鮮語のバサバサ、
ガサガサしたスプリアスが激減しました。自分としては満足です。

LPFの特性やカットオフ周波数は計算で導き出せ、部品も容易に購入可能なので特に
問題はありませんが、パルストランスの特性(BCL受信用としての特性)はきちんと
測定できておりませんので、技術的に詳しい方はぜひ適切に測定していただきたいと
思います。もしかすると実は中波~短波帯には使えないものかもしれませんので・・・。

以上となります。やっと書けてホッとしました。

立て続けにブログを書いています。

年明けに、無線のお友達から通信機(受信機)を格安で譲っていただきました。
その受信機とは・・・、 AORの「AR5000+3」という装置です。
かなり古い受信機です。(10年以上前の装置かな~)
ある意味、長年の憧れの受信機でしたが、まさか手に入るとはありがたや~。
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この受信機が手に入ることは事前に予定できていたので、BCLシャック内を整理整頓して
スペースを空けておきました。
NRD-515がメインリグですが、その横に並べられるように一生懸命場所を作りました。

そしてAR5000+3が鎮座しました~!
NRD-515よりも2回りくらい小さい!これで10kHz~2600MHzまで受信できるとは!!
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まずは置いてみて軽くワッチをしましたが・・・、操作が良くわからず・・・。
しばらく取扱説明書とにらめっこを。それでもわからず、お正月はこの受信機と仲良く
することにして、時間を取って操作を覚えることにしました。

それと同時にこの受信機のために専用のアンテナを何とかしなければなりません。
最初は、NRD-515のアンテナ切替器から出力をお裾分けしてもらって、切替えながら
受信しようと思いましたが、やはり面倒くさいですし、パラでワッチできないので
専用のアンテナを上げることにしたわけです。

まずはV/UHF帯(エアバンドとか・・・)を聴くためのアンテナです。
これは、以前使っていたアマチュア無線の144/430MHz用モービルホイップが余っていた
ので、これを軒先にひょいと上げることで良しとしました。
(このモビホは、ワイドバンド受信対応アンテナなので・・・)
このアンテナにより、エアーバンドはまずまず受信できるようになりました。
アマチュアバンド(144/430)もそれなりに受信できます。(アンテナの高さが足りない
のでイマイチなんですが。)
エアーバンド受信にはあまり興味はありませんが、BGM代わりに聴いたりできます。
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次に中波、短波用のアンテナです。さてどうしたものか・・・と思案した結果、
手っ取り早く、かつ広帯域で小さいアンテナにしようと思い、かなり以前に購入した
Apex Radioの「303WA-2」を工夫して上げることにしました。

この303WA-2は私の中ではあまり評価の高くないアンテナなんですが、広帯域で
省スペースで上げられる簡易なアンテナとしては充分です。

自宅の1階(と2階の間)に屋根があり、そこに瓦を押さえるための鉄製の板金が施工されて
いました。その部分にモービル用のマグネットベース(マグネット基台)を取り付けて
303WA-2を直接取り付けてしまいました。
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同時に、この303WA-2はノイズを拾いやすいアンテナなので、上記の鉄製板金に
カウンターポイズのような形でアースを取り付けて303WA-2のグランド部に接触させました。
このことでノイズが軽減できたのでうまくいきました。(板金とアンテナのアースは直流的には
つながっていません。アルミホイルを使って静電的につながっている感じです。
これを2か所=2本施工しました。)
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(同様の施工をもう一か所に行っています。)

このアンテナを使うことで、中波と短波はそこそこ使えるようになりました。
意外にも40kHzのJJYもきれいに入っているので驚きです。
303WA-2については、いくつかのノウハウもあるので別途ブログにも書こうかなと思って
いますし、動画にして公開しようかな、とも考えております。

AR-5000+3の感度(と言うか、Sメーターの振れ)は、NRD-515よりも良いようです。
結構きれいに入ります。超広帯域受信機は短波帯はダメかなぁ、と思っていましたが、
全然そんなことはありませんでした。
でも中波/短波帯は内蔵のプリアンプで信号を持ち上げているようです。
NRD-515では現れない無信号周波数でのノイズ(ホワイトノイズのようなSメータの振れ)
がAR5000ではあります。NRD-515ではSメータが全然振れない部分でもAR5000では
シャーと言う感じでSメータが3とか5とか振れていますから・・・。

大体受信機回りが固まったので、YAMAHAのミニスピーカーを繋いで少しいい音で(?)
聴けるようにしました(笑)。
このAR5000+3はアンテナ端子を2つ持っているので、ANT1(Nコネ)にVUHFアンテナを
ANT2(Mコネ)に中波短波用アンテナを繋ぎました。
ANT2にはガルバニックアイソレーターを入れてあります。EMIコアもたくさん巻きました。
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これでしばらくは遊べそうです。あちこち聴きたいと思います。
やはりどっしりとした固定受信機は良いですねぇ。小さい(中華)ラジオは
使いにくくてね・・・。
影山氏の掲示板への受信レポートもこの受信機を使うつもりです。
(もうレポートしちゃったけど)

PS)身の回りのことがあまりに忙しく、ブログも動画(まっとさんのラヂオ部屋)も
  更新できていません。何とかしないとなぁ、と思っております。
  動画をご視聴いただいている皆様、申し訳ございません。

大進無線のキット「DS-2」という受信用アンテナ分配器を自作してみました。

 ↓ これです。 ¥2730です。
 DS-2_1

 一応、BCL用として製作しました。送信したら萌えます、いや、燃えますよ!

 フェライトビーズを2個1組にしたコイルを3つ作りますが、なにせ私、コイルを巻く
ことが苦手かつ下手なので苦労しました・・・。たかだかちょこっとしたコイルなんですが。

 完成した内部がこちら。製作は簡単です。
 DS-2_中身
 案の定、コイルを一つ失敗して巻き直しました。(片チャンが出なかったので)

 GND系は念のため、銅テープを使ってコネクターにベタアースでつないであります。

 ケースは、TAKACHIの TD5-8-3N を同時に購入して使っています。
 DS-2_ケース

 まとめた完成品がこちらです。きちんと測定していなので、ちゃんと
 2分配できているか(-3dBかどうか)不明です。
 一応、一本のアンテナを2台のラジオにつないで受信しても問題ありませんでした。
 nanoVNAで測定すりゃいいんですけど・・・。
 DS-2_完成

 分配器でも結合器でも使えます。
 BCL用として使ってください。近年ではあまり使うことがなくなってきた分配器
ですが、持っておくと便利だと思います。

これを説明した動画を某動画サイトに上げています。
YouTubeチャンネル:まっとさんのラヂオ部屋
 にて・・・。

やっと 2021年版のWRTH(World Radio TV Handbook)2021の予約が始まりましたね~!

以下のサイトに予約の情報が載っていますので、確認してください。
なお、配送などは 来年1月以降になりますので、まだ手に入りませんよ・・・。

● 月刊短波のホームページ内の 12月分の記事
   月刊短波トップページ
   ここから12月号(第2版)のリンクをクリックして、最初の情報を見てください。
   一般の方でも購入可能かと思うのですが・・・。
   購入価格は、下のお店よりもお安いです。解説書付きです。

● アペックスラジオ のネット通販ページ
   アペックスラジオの【楽天市場】店のページ
   ここからページ内の 【予約】World Radio TV Handbook2021・・・をクリックして
   内容を確認してください。
   やや月刊短波よりもお高いです。解説書付きです。
   私はこちらで予約しましたが・・・。

● 日本短波クラブ 内の情報
   日本短波クラブ:jswcBのトップページ
   このページ内に情報が載っています。会員のみ購入可能です(のはずです)。

● その他、Amazonでも買えそうですので、調べてみてください。
  ただし、英語 and ドル支払いかも・・・

このWRTH2021を活用して、BCLを楽しんでくださいね!!





  

いや~、久しぶりの投稿です。
半年ぶりでしょうか・・・。

なぜブログへの投稿をさぼっていたかというと、公私ともに多忙になって落ち着きが
なくなってしまったからなんですが、それでもBCLはボチボチやっておりました。

最近では、TECSUNの「PL-680」という中華ラジオを手に入れてちょこちょこ聴いております。

このPL-680、最初に手に入れた個体(商品)が外れ品でして、まともに受信ができず、
販売店さんとも1か月くらいやり取りを重ねて、最終的にはTECSUNのエンジニアに
直接送り返して再現の確認をお願いして、やっとのことで交換品を送ってもらった、
という経緯があるんです。

IMG_3140

このPL-680は性能は素晴らしいのですが、品質、工場での調整、検査などに問題があって
本来の性能が発揮できない、という残念な状態です。
これをSONYが作っていれば、素晴らしい受信機になっただろうな、などと変な妄想を
してしまっています。
感度は抜群!過ぎて混変調を起こしやすく、感度調整のDXモードは使えません。
NORMALモードで十分ですが、LOCALモードでは感度が低すぎて使えない・・・という
状態です。

受信周波数も数kHzずれていて再調整が必要だったり……(隠しコマンドで対応可能です)。

同期検波(Sync)もいまいちきちんと調整ができていないため、性能が発揮できていません。

選択度は、Narrowでも切れがいまいちです。短波帯はNarrow固定で十分です。

ま、いろいろありますが全体性能は良く、ダイアルを使って短波帯をくるくる聴きまわる
には十分で、普段使いのラジオとしては十分な性能です。

価格は2万円台中盤前後ですので、購入するには比較的手ごろかもしれませんが、もう少し
お安いほうが…という方は、PL-660、600で十分だと思います。
さらに高性能が欲しい!という方は、PL-880や990はいいでしょう。990はいいみたいです。
でも価格はかなりお高いです!

BCLを楽しみたい方は、手に入れて遊んでみてもいいかと思います。
無理してオークションで、高価な昔のSONYやNationalラジオを買うよりはいいと
思っています。
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ということで・・・、実は、ブログ投稿をさぼっていた理由の一つに、
某動画サイト・・・「YouTube」にチャンネルを開設しまして・・・、それの制作に
明け暮れていて、多忙だった、ということがあります。
まだ投稿動画数は40本程度、登録者も250人程度なんですが、細々やっています。
現在、BCLネタがほとんどで、初級者向け動画がメインです。

「まっとさんのラヂオ部屋」というチャンネル名です。
(Google検索ではヒットしないと思います。YouTubeのサイトで検索するとヒットします。)
もし興味があればご視聴いただければ嬉しいです。(チャンネル登録は、、、お気に
召したら・・・で結構です。)
顔出しはしていません。声と映像、パネルでの動画です。
週1回程度の更新です。忙しいと2週に1回になるかもです。

これからはブログも更新しないと・・・。
動画を上げるネタを作ったらブログも投稿する、という感じになるかと思います。
もう少し仕事も含めて落ち着かないと体が持たないので、マイペースでやっていきますね。

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