ラヂヲな屋根裏部屋~ラヂヲと無線と山と自転車と

アマチュア無線局:JN1NCB(山頂移動などHF~430MHzまで運用中) ライセンスフリー無線局:グンマMO919(デジ簡とデジコミ、特小のみです) BCL、ラジオ局、受信機関係のブログです。 ぜひご覧ください。 YouTube動画とは連動していません・・・。

アマチュア無線(JN1NCB)、BCL(短波放送などを聴く趣味)、 自作(電子工作、アンテナ工作)、山歩き、 フリーライセンス無線(グンマMO919)、自転車(ポタリング)、 などを楽しんでいるブログです。

2019年12月

SDR(ソフトウェアラジオ)として、SDRPlay社の「RSP2Pro」を使っていますが、
その受信用ソフトではなく、スペアナソフトがあるので最近試しています。

RSP-Spectrum Analyser(現状のバージョンは1.04b)というもの。
今のところ無料です。
ここでDLできます。
http://www.sdrplay.com/downloads/

スペアナ、と言っても本物の本格的なスペアナとは違うので、測定した結果が
異なったり、場合によっては意味を為さないかもしれませんが、何らかの参考
にはなると思っています。(本物のスペアナが欲しいんですがね~。さすがに
うん10万円は出せません。)
このスペアナソフトに、RBWとかVBWなどの設定があればいいのですが、
ないんですよね~。どうやらFFT解析をしているソフトみたい・・・。

このRSP2Proの最大入力レベルは、1mWなので、直接10Wなどを入力したら
お釈迦です。ですから前段に減衰用のATT(アッテネーター)が必須です。
これは以前自作した50ΩのMAX45dBATTがあるので問題なしです。
(この測定のために自作した訳なので・・・)

細かい説明は省きますが、私が使用している無線機、IC-7100Mと大昔に自作した
Elecraft社のK1(HF CW機)を測定してみました。
(今回は帯域外領域のみ。スプリアス領域は測定しない。)

 1.IC-7100Mの7メガ帯(CW):5Wでの送信
   5W=5000mWですので、40dB ATTで0.5mWです。この入力にして測定
   しました。(5Wにした理由は、K1の出力が5Wだから)
  IC-7100M_5W_7.010MHz_CW_in
  基本波に対して帯域外領域のスプリアスが70dB以上に抑えられており、
  問題なしです。(当たり前ですね。)

 2.K1の7メガ帯(CW):5Wでの送信
  K1_5W_7.010MHz_CW_in
  わお~!スプリアスが40dBちょいしかありません。
  やはりだめか・・・。元々の仕様が40dBですからこんなものかも。
  平成34年(令和5年?)には使えなくなりそうな感じ。

何かしらの調整をすればよくなるかも??
必要に応じて、個人レベルで有償で測定をしてくださる方がいるようなので、
近々依頼してみようかと思っています。(正しく、スペアナを使って、JARD
さんが指定している通りに測定してもらえる。かつJARDより安い。)


今回の測定は、あくまでも出来合いのSDRを応用したソフトを使ったスペアナに
よる測定なので、結果が完璧なものではない(技術的、学術的に適切ではない)
ことを付け加えておきます。

今後も、このスペアナソフトを使って、いろいろな機器やユニットなどの測定
をしていきたいなぁ、と思っています。
もしこのスペアナソフトに関して、技術的に詳しい方がいらっしゃれば、
参考情報や測定結果などをお教えいただければありがたいです・・・。
(と言いつつ、説明いただいても私が全く理解できない可能性が大!ですが)

仕事の合間に、いろいろなことをやっておりますが(ブログの交信も久しぶり・・・)、
以前張ったHF用LW(ロングワイヤー)を使って、3.5メガなどのFT8を楽しんでおります。
3.5メガで遊べるのも LW様様です。(どうしても飛びがいまいちなので、CW[は
QRP5Wだと厳しいようです。FT8は楽しいのかな?なんて言いながら、十分楽しん
でいるじゃねぇか!と言われそうですが。)

一応QRP運用の5WでFT8をやっているので、届かなかったりもしていますが、さすが
にFT8なので相手局のデコード能力に助けられてQSOができています。
始めてから60局以上やっているので、3.5メガも7メガもAJDはできました。
(え~!簡単じゃん!って言われそうですが)

で、エレメント自体はこれ以上より良く張れませんが、家の周りにうまいこと引き回す
ように工夫しています。
  ↓ こんな感じ。GPを上げているポールにデベポールをクロスマウントで取り付け
   て、その先にワイヤーを通しています。一見、V-DPっぽく見えます。
 IMG_2756
 それから釣り竿で引っ張りつつ、反対側は屋根の雨どいを利用して
 ワイヤーを支持して引っ張っています。かなりいい加減かも・・・。
 大型クリップに塩ビパイプを縛り付けて、雨どいに挟むやり方。
 IMG_2761
 全体で27mほどのワイヤーです。

片や、カウンターポイズ(以下、長いので「ラジアル」と書く)は、マッチング
ボックス(中には手動アンテナチューナーが入っている)にナイフスイッチを
取り付けてそこにラジアルをねじ止めしています。
ラジアルを切り替えできるようにナイフスイッチを使っていますが、
実際には利用していません・・・。
  ↓ これ。
 IMG_2757

ラジアルもバルコニーにバラまきたいのですが、家庭内SWRが無限大に
なりそうなので、忍者ラジアルにしています。
  ↓ こんな感じで。バルコニーの壁に沿わせて張っています。
 IMG_2759
 バルコニーの化粧板(アルミ金属板)の中に忍ばせたりして・・・
 IMG_2760
目立たなくていいのですが、アース効果は如何に・・・。

ラジアル、と言ってもワイヤーアンテナの一部ですから、
ここからもノイズを拾います。
全体で5本(かな?)、長さはいろいろ(5m、7m、10m、20m、25m)
ですが、周辺のノイズも連れてくるらしく、引き回し方でノイズレベル
が大きく違います。

隣家のオール電化ノイズ(パワーコンディショナー?)のノイズがひどくて
近づけると拾います。
たまたま、アース効果を期待して、庭周辺のアルミ製フェンスにラジアル
を添わせたらノイズが激増してやり直しました・・・。
地面に這わせてもいまいちだったので、今のところ現状のままです。

今後もラジアルについては試行錯誤を繰り返して、ノイズ小、信号大、
飛びGOOD!を目指したいと思っています。
やはりロングワイヤーはエレメントよりもラジアルのほうが  重要
ですね。

シャックの整理を進めておりまして、今まで使っていたノートPCをデスクトップPC
に交換して、PCを使ったアマチュア無線とBCLを楽しめるように模様替えしました。
(デスクトップPCは、少し前まで居間で使っていた古いものなので、
 パフォーマンスは良くないのですが・・・。)

 ↓ PCを交換した理由は、ディスプレイを大きくしたかったから・・・
 IMG_2750

 で、改めてWSJT-XやMMTTYなどを四苦八苦しながらインストールし、
何とかベースの状態が出来上がったので、しばし7メガ(7.041MHz)をワッチ…。

大きな画面で、WSJT-Xを使えるし、MMTTYも使えるし・・・、という
ことで、「FT8を思い切ってやってみようかな~!失敗したら聞こえなくなった
ふりすればいいかな~。」などとぼんやり考えながら、ひたすらワッチワッチ…。
一通りのQSOパターンがわかったので(JT65もやっていたので、大体わかっていま
したが)、思い切って5エリアの局をコール!(出力は5W QRP)
(最初は呼ぶタイミングが全くわかりませんでしたが、ワッチのおかげで
何となくわかりました…。)

あれ~、あっけなくQSOできちゃいました~。
な~んだ、PC(WSJT-X)がAuto Seqでやっちゃってくれて拍子抜け。

そのあと、味をしめて2局ほどとQSOし、最後にもう一局!と思って呼んでみたら
運悪くその局がCLになってしまったので、「じゃ、もういいや・・・。」と思った
矢先、各局が私を呼んでくるではないですか~!!
「え~!どうしよう~!」
と思いつつ、遅れ気味に対応して、順番にQSOして、パニックになりながらも
何とかQSO終了。
呼ばれなくなったので、ほっと一安心。もういいです、ちょっとだけ、だったんです
から・・・。

また夜勤明けの日や休みの日には、7.074MHzをワッチして、DX局とのQSOも
勉強してみます。少し違うらしいから…。
 ↓ WSJT-Xのショット画面ですが、わざと小さくしました。
  意味なかったか・・・。
 blog_FT8_1st QSO shot_2019-12-11

FT8が面白いのかどうかは、、、やや疑問ながらも何とも言えないスリリング
な感覚は、JT65のときに感じたワクワクと同じでした。

FT8では、音としてほとんどわからない(聴こえない)状態でもデコードするので
すごいなぁ~と感じました。
この辺が魅力なのかも?

今後、のんびりと遊んでみたいです。

でもまだ自分事でやらねばならないことが山積みで、遊んでばかりもいられません。
勉強もしないといけないし、やりたいこともあるし、、、ね。

12月1日(もう12月ですよ…。すぐに来年になっちゃう)に、前橋市の
ヤマダグリーンドーム前橋で催された「ハムの集い」に参加してきました。
 ↓ 配布された媒体と購入したQSLカード用のデザインカード
 IMG_2747
私は、某JARL登録クラブ(コールサインはないですが)のメンバーとして、
ジャンクを販売しつつ情報交換などしてきました。

ジャンク販売なので、もうけはほぼ無しで、差し上げちゃった!に
近いです。
でもジャンク品に関する情報交換や情報提供、ちょこっとだけ技術的な
説明等ができて、少しはお役に立てたようです。(うれしい~)
ジャンク品をお買い上げになった方が有意義に楽しめるといいなぁ。

一方で、ハムの集いの本編である支部大会(?)部分では、女性ハムでもある
「水田かおりさん」の歌謡ショー(!)もあり、盛り上がりました~。
歌はお上手でした。プロの演歌歌手ですからね~。
(水田かおりさんは、FMぱるるんで、アマチュア無線の番組も持っていますね。
 2アマも持っているし、JARL広報大使だし。活躍範囲は広いです。)

そのあとにJARLの高尾会長による講演会(というよりもJARLの説明会)
は1時間を超えて行われましたが、それなりに意味のあるものでした。
*JARLの損益は若干のマイナスであるが、会員の会費を減免したり、
 青少年ハムを無償にしたり、サービスの向上を行ったことによる取り崩し
 で減ってしまっただけで、それを含まなければ横ばいかわずかな上昇に
 なっている。

*JARLの広報に関して、メルマガ、Youtube、FB、ラジオ番組、ホームページ
 での更新(2週に1回?)などがあるので、有効に使って欲しい。
*政治家とのつながりも強化して、政府側にアマチュア無線やJARLの存在意義
 を強く伝えるように頑張っている。
などのお話がありました。

その他にも有意義な内容の話もありましたが、今後JARLから様々な広報手段を
使って順次伝えられるようですので、お楽しみに・・・。
(今後楽しみな話がありましたよ・・・)

BCLなどの受信用に使う「ガルバニックアイソレーター」というもの。
アンテナと受信機の間に入れるトランスであり、この間を分離するものです。
分離することでノイズを減少させ、受信信号を浮かび上がらせるものです。

ノーマルモードフィルターでもなく、コモンモードフィルターでもありません。
アンテナ側の信号とGND、受信機側の信号とGNDをそれぞれ直流的にカット
していますので、つながっていません。

あちこちの自作記事を見ると、ガルバニックアイソレータートランスを作って
(チップをメーカーさんから購入して)コネクタを両側に取り付けて、まじめ~に
アルミケースに入れて構成されている内容が投稿されていますが、この状態では、
GND側がコネクタからアルミケースを介してANT~受信機につながってしまう
ので、効果が出ません(出にくいです)。
そういう意味で、ガルバニックアイソレーターを商品化しているものは、
プラケースになっていますね…。GNDをカットする意味ですから仕方ないです。
その分、その信号系に外来ノイズが乗ってしまうリスクもありますが、
最短距離でつなぐことでノイズの混入を防ぐしかないです。

で、以前購入したアイソレーターのユニット(チップではなく)を見るともちろん
信号系とGND系は切り離されていますが、受信信号をGNDパターンできちんと
囲んでいるため、GNDパターンが入出力部でぎりぎりまで接近しているので
気になっていました。
  ↓ オリジナルのプリントパターン
 IMG_2741
 IMG_2742
 そこで、何とかGNDパターンをカットして浮遊容量を減少させて
GNDのリンクを減少させてみよう!と思って、少しだけやってみました。

  ↓ 改修後の基板
 IMG_2743
 IMG_2744
 うーん、ひどい改修だわ…。残っている緑の一部はレジストですので、
GNDの距離は離れています…。(もっと剥がしてやろうかな・・・?)

 SDR(ColibriNANO)に改修していないアイソレーターと改修したアイソレーター
(同じものではなくて、2個のユニット)をつないで、ExpertSDR2のソフトで
ノイズの様子を見てみましたが・・・、ほとんど差を感じることができません
でした・・・。残念~!
プリントパターンのリンクはほとんど(影響が)なかったみたいね~。

ExpertSDR2は受信帯域が広く取れない(最大で3MHzだったかな?)ため、
変化がつかめませんでした。

このアイソレーターの有り無しの差は、2~4メガ付近で効果があるようでした。

近いうちに、以前に購入したガルバニックアイソレーターチップ(TC1-6X+)を使って
ユニットを自作しよう~、と進行中です。パターンを基板とカッターを使って作る
ので疲れますが・・・。(両側はSMA-Jコネクタを付けます。)

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