今まで固定の50MHz用アンテナは、古い「アンテン製 ノンラジアルホイップ GNR-60
を使ってきました。
このアンテナは大変優秀なホイップで、きちっと長さも 1/2λ(3m)あり、構造がシンプルながら
意外に堅牢で、強風でも柳のように揺れて安心です。
周囲の影響も受けにくく、低SWRで帯域も広いです。
アンテン、という会社ももうないようなので、このアンテナももう売っていません。

しかしながら、垂直アンテナなので水平偏波が多い50MHz帯では偏波違いによる感度ロスがあって
固定ではやや不満です。(Eスポには良いみたいなんですが)

ということで、V-DPに替えようかと思い、「RadixのRD-S106」を購入し、
固定に上げました。

イメージ 1
 ↑ 高さは低め。小さく見える? こんなもんでしょう。右のアンテナは、V-2000のGP。

このアンテナは本来、移動用に適切に設計されているので、強度の面などで固定用に タワーなどに
上げることはできませんが、台風などのときに高さを下げたりできるようにしておけば問題なさそう
です。私もアンテナポールの高さを変えられますし、ネジなどのパーツも固定に対応していくつか交換したり、
飛散防止、耐水、耐候対策をしています。
(※ 当然、こういう使い方はリスクがあります。自分でそのリスクを小さくできるように対応できない
   方は使用すべきではありません。したがって、この記事を見て使用する方に対して当方は一切の
   責任を負うことはできません。個人の責任において使用してください。)

当地も風が強い場所であり、ご近所さんへの配慮から高く上げることができません。
ですからどうしても屋根の影響を受けてしまうので、調整してもSWRをバッチリと下げることが
できませんでした。(SSBの帯域で1.7近辺。でもその帯域は広い。)

つなぐリグは、IC-703ですので、内蔵アンテナチューナーで一応SWRを下げています。

まだこのアンテナで移動局などの信号を聴いていませんが、これからのシーズンが楽しみです。

当局は、50MHzでDXや遠距離通信を積極的にやりませんので、聴こえる局と交信できれば
OKです。
これからこのアンテナで遊びたいと思います。

もし、このアンテナでは耐久性などで問題が出たら、きちんと固定用の「RDE-6N」を
購入して上げようと思っています。