以前より遊んでいた「何ちゃってループアンテナ」を少し改造し、自分でも把握したり、理解しながら
遊びました。(何ちゃって、というくらいですから、アンプは入っていません。シンプル、パッシヴです。)
遊びました。(何ちゃって、というくらいですから、アンプは入っていません。シンプル、パッシヴです。)
このループは師匠から教わったもので、極めてシンプルで、ポータブルラジオ(いわゆるBCLラジオ。内蔵ロッド
アンテナで受信が出来る感度の良いもの)には丁度良い相性です。
(パッシヴなので、S/Nは良いです。でも手動です。電子制御ではありません。バリキャップではありません。)
アンテナで受信が出来る感度の良いもの)には丁度良い相性です。
(パッシヴなので、S/Nは良いです。でも手動です。電子制御ではありません。バリキャップではありません。)
チューニングはポリバリコンでやっています。使ったものは400pFくらい(のはず)のものです。
(200pF程度の2連(のはず)をパラにしています。ハムフェアの「ラジオ少年」のブースで購入しました。)
(200pF程度の2連(のはず)をパラにしています。ハムフェアの「ラジオ少年」のブースで購入しました。)

↑ 全体像です。チューニングダイアルはAMラジオ用のものをそのままです。エレメントとつなぐための
ワニ口を取り付け、ラジオへの給電部はオーディオ用のミニプラグ(モノラル)です。ICF-SW55に接続
しやすいようにそうしています。
ループ部は、新しく電線を用意して、約5mのエレメントです。シャックの窓側辺りにそれなりに張っています。
これで90mb(3.2メガ)~19mb(15メガ)までカバーできました。(高い周波数はちと厳しい)
これで90mb(3.2メガ)~19mb(15メガ)までカバーできました。(高い周波数はちと厳しい)

↑ 内部の様子。シンプルです。
チューニング部を製作する場合は、以下の部品が必要です。
*ループ用の太目の電線(太いほうが良いと思います): 4~5m(後でバンドに合わせてカット&トライする。)
*ポリバリコン:300~400pF(大きい容量ならばそれがよい。バンド幅が広く取れるから。)
*ポリバリコンを回すダイアル(ポリバリコン購入時に同時に用意しておくと良い。無いと困ります。)
*T50-2のトロイダルコア(赤コア):フェライトコアの43材や61材でもいいかもしれません。(試していません)
*ラジオへの給電コネクタなど(MコネでもBNCでもRCAでもミニプラグでも・・)
*巻き線用細い電線(0.2~0.4mmΦくらいかな?):30cmくらい
*ワニ口クリップなどループエレメントをつなぐもの:適当に(陸軍端子でもバナナ端子でもよい)
*ループ部とバリコンなどをつなぐ短い電線:1~2mmΦ程度の電線10cmくらい。
ワニ口クリップが片側につながります。
*小さ目のタッパウェアみたいな樹脂製の入れ物:100x100x50mmくらいかな?
*ループ用の太目の電線(太いほうが良いと思います): 4~5m(後でバンドに合わせてカット&トライする。)
*ポリバリコン:300~400pF(大きい容量ならばそれがよい。バンド幅が広く取れるから。)
*ポリバリコンを回すダイアル(ポリバリコン購入時に同時に用意しておくと良い。無いと困ります。)
*T50-2のトロイダルコア(赤コア):フェライトコアの43材や61材でもいいかもしれません。(試していません)
*ラジオへの給電コネクタなど(MコネでもBNCでもRCAでもミニプラグでも・・)
*巻き線用細い電線(0.2~0.4mmΦくらいかな?):30cmくらい
*ワニ口クリップなどループエレメントをつなぐもの:適当に(陸軍端子でもバナナ端子でもよい)
*ループ部とバリコンなどをつなぐ短い電線:1~2mmΦ程度の電線10cmくらい。
ワニ口クリップが片側につながります。
*小さ目のタッパウェアみたいな樹脂製の入れ物:100x100x50mmくらいかな?
【作り方】
*タッパウェア側面にループエレメントをつなぐための電線が通る穴を2つ開ける2~3mmの穴。
*反対側の側面にラジオに給電するための電線やコネクタ用の穴を1つ開ける(大きさは部品などに合わせて)
*タッパウェアの底にバリコンの軸用の穴(5mmくらい)と取り付けビス用の穴を合計で3つ開けます。
(穴の位置は後で決めたほうがいいと思います。)
*T50-2のリンク用コイルを巻きます。まずは20Tのコイル(シングル)をコア全体に均一に巻きます(私は
電線の都合で15Tしか巻けませんでしたが)。巻き数はおおよそで大丈夫です。あとでカット&トライで
変えられます。 コイルの2つの先は片側一方向へ出しておきます。
*ピックアップ用コイルを同じコアに巻きます。上で巻いたコイルと反対側へ出力が出るように5Tだけ巻きます。
5Tだけですから全体に均一には巻けません。片側に5回巻けばよいです。
*ループ部とチューニング部をつなぐための電線にワニ口クリップを半田付けし、タッパウェアに通しておきます。
*ピックアップコイルの片方とバリコンの片側を半田付けします。
*ピックアップループの反対側とバリコンの反対側をワニ口クリップの反対側(ループ側)と半田付けします。
これで構造(回路)としては、ループ部の片側から→バリコンの片側→バリコンの反対側
→ピックアップコイルの片側→ピックアップコイルの反対側→ループ部の反対側 につながります。
つまり、間にピックアップコイルが入ったLC並列共振型回路になります。(L-L-Cで一回り)
*これでバリコンの位置が決まるので、軸の位置に穴を開けておきます。(取り付けビスの穴2こも)
*リンクコイルの2つの出力とラジオへの給電部を半田付けします。(どちらがANT、GNDでもいいみたいです。)
*バリコンをタッパウェアにネジ止めし、さらにダイアルをネジ止めして完成だと思います。
*タッパウェア側面にループエレメントをつなぐための電線が通る穴を2つ開ける2~3mmの穴。
*反対側の側面にラジオに給電するための電線やコネクタ用の穴を1つ開ける(大きさは部品などに合わせて)
*タッパウェアの底にバリコンの軸用の穴(5mmくらい)と取り付けビス用の穴を合計で3つ開けます。
(穴の位置は後で決めたほうがいいと思います。)
*T50-2のリンク用コイルを巻きます。まずは20Tのコイル(シングル)をコア全体に均一に巻きます(私は
電線の都合で15Tしか巻けませんでしたが)。巻き数はおおよそで大丈夫です。あとでカット&トライで
変えられます。 コイルの2つの先は片側一方向へ出しておきます。
*ピックアップ用コイルを同じコアに巻きます。上で巻いたコイルと反対側へ出力が出るように5Tだけ巻きます。
5Tだけですから全体に均一には巻けません。片側に5回巻けばよいです。
*ループ部とチューニング部をつなぐための電線にワニ口クリップを半田付けし、タッパウェアに通しておきます。
*ピックアップコイルの片方とバリコンの片側を半田付けします。
*ピックアップループの反対側とバリコンの反対側をワニ口クリップの反対側(ループ側)と半田付けします。
これで構造(回路)としては、ループ部の片側から→バリコンの片側→バリコンの反対側
→ピックアップコイルの片側→ピックアップコイルの反対側→ループ部の反対側 につながります。
つまり、間にピックアップコイルが入ったLC並列共振型回路になります。(L-L-Cで一回り)
*これでバリコンの位置が決まるので、軸の位置に穴を開けておきます。(取り付けビスの穴2こも)
*リンクコイルの2つの出力とラジオへの給電部を半田付けします。(どちらがANT、GNDでもいいみたいです。)
*バリコンをタッパウェアにネジ止めし、さらにダイアルをネジ止めして完成だと思います。
使い方は簡単です。受信したい周波数にラジオを合わせて、バリコンを回して最大感度にするだけです。
私は手が届く範囲にチューニング部を置いておき、バリコンのダイアルをいつでも回せるようにしてあります。
ループアンテナはそれだけでノイズに強いですし、これはアンプが入っていないのでノイズは少なくて静かです。
ループ部はなるべく太い電線で、面積が広くなるように四角形や円形に近くなるように張りましょう。
三角でもいいですが、角度が小さくなるように張ると効率が下がって感度が結構下がります。(体感できます)
チューニング部がとても小さいので持ち運びも楽です。ループ部はローバンドを考えなければ2m以下でも
メインストリートのバンドならば問題ないと思います。(感度は落ちるかもしれないけど)
私は手が届く範囲にチューニング部を置いておき、バリコンのダイアルをいつでも回せるようにしてあります。
ループアンテナはそれだけでノイズに強いですし、これはアンプが入っていないのでノイズは少なくて静かです。
ループ部はなるべく太い電線で、面積が広くなるように四角形や円形に近くなるように張りましょう。
三角でもいいですが、角度が小さくなるように張ると効率が下がって感度が結構下がります。(体感できます)
チューニング部がとても小さいので持ち運びも楽です。ループ部はローバンドを考えなければ2m以下でも
メインストリートのバンドならば問題ないと思います。(感度は落ちるかもしれないけど)
考察としては、
*給電側のGNDとチューニング部のどこか(?)を接続したほうがいいようですが、私の場合はうまく動かな
かったのでやっていません。(よくわかっていません。師匠に聞いとかないと・・・・。)
*給電側のANT(芯線)とリンクコイルは0.1uFくらいのコンデンサで結合したほうがいいかな、と思います。
(ラジオのANT端子のインピーダンスなどの影響を受けにくいようにするため・・・)
*通信機型受信機につなぐ場合、感度不足を感じた場合は増幅器が必要かな?などと思っています。
(でもそうしたら「何ちゃって」じゃなくなってしまう・・・・。BCLラジオだったら十分に高感度です。ATTが欲しい
くらいです。)
*給電側のGNDとチューニング部のどこか(?)を接続したほうがいいようですが、私の場合はうまく動かな
かったのでやっていません。(よくわかっていません。師匠に聞いとかないと・・・・。)
*給電側のANT(芯線)とリンクコイルは0.1uFくらいのコンデンサで結合したほうがいいかな、と思います。
(ラジオのANT端子のインピーダンスなどの影響を受けにくいようにするため・・・)
*通信機型受信機につなぐ場合、感度不足を感じた場合は増幅器が必要かな?などと思っています。
(でもそうしたら「何ちゃって」じゃなくなってしまう・・・・。BCLラジオだったら十分に高感度です。ATTが欲しい
くらいです。)
これでBCLが楽しめます。早朝のアフリカ局も十分キャッチできています。トロピカルバンドも十分です。
日本語放送は過入力で歪んでいます・・・。
日本語放送は過入力で歪んでいます・・・。
コメント