ラヂヲな屋根裏部屋~ラヂヲと無線と山と自転車と

アマチュア無線局:JN1NCB(山頂移動などHF~430MHzまで運用中) ライセンスフリー無線局:グンマMO919(デジ簡とデジコミ、特小のみです) BCL、ラジオ局、受信機関係のブログです。 ぜひご覧ください。 YouTube動画とは連動していません・・・。

アマチュア無線(JN1NCB)、BCL(短波放送などを聴く趣味)、 自作(電子工作、アンテナ工作)、山歩き、 フリーライセンス無線(グンマMO919)、自転車(ポタリング)、 などを楽しんでいるブログです。

シャックの整理を進めておりまして、今まで使っていたノートPCをデスクトップPC
に交換して、PCを使ったアマチュア無線とBCLを楽しめるように模様替えしました。
(デスクトップPCは、少し前まで居間で使っていた古いものなので、
 パフォーマンスは良くないのですが・・・。)

 ↓ PCを交換した理由は、ディスプレイを大きくしたかったから・・・
 IMG_2750

 で、改めてWSJT-XやMMTTYなどを四苦八苦しながらインストールし、
何とかベースの状態が出来上がったので、しばし7メガ(7.041MHz)をワッチ…。

大きな画面で、WSJT-Xを使えるし、MMTTYも使えるし・・・、という
ことで、「FT8を思い切ってやってみようかな~!失敗したら聞こえなくなった
ふりすればいいかな~。」などとぼんやり考えながら、ひたすらワッチワッチ…。
一通りのQSOパターンがわかったので(JT65もやっていたので、大体わかっていま
したが)、思い切って5エリアの局をコール!(出力は5W QRP)
(最初は呼ぶタイミングが全くわかりませんでしたが、ワッチのおかげで
何となくわかりました…。)

あれ~、あっけなくQSOできちゃいました~。
な~んだ、PC(WSJT-X)がAuto Seqでやっちゃってくれて拍子抜け。

そのあと、味をしめて2局ほどとQSOし、最後にもう一局!と思って呼んでみたら
運悪くその局がCLになってしまったので、「じゃ、もういいや・・・。」と思った
矢先、各局が私を呼んでくるではないですか~!!
「え~!どうしよう~!」
と思いつつ、遅れ気味に対応して、順番にQSOして、パニックになりながらも
何とかQSO終了。
呼ばれなくなったので、ほっと一安心。もういいです、ちょっとだけ、だったんです
から・・・。

また夜勤明けの日や休みの日には、7.074MHzをワッチして、DX局とのQSOも
勉強してみます。少し違うらしいから…。
 ↓ WSJT-Xのショット画面ですが、わざと小さくしました。
  意味なかったか・・・。
 blog_FT8_1st QSO shot_2019-12-11

FT8が面白いのかどうかは、、、やや疑問ながらも何とも言えないスリリング
な感覚は、JT65のときに感じたワクワクと同じでした。

FT8では、音としてほとんどわからない(聴こえない)状態でもデコードするので
すごいなぁ~と感じました。
この辺が魅力なのかも?

今後、のんびりと遊んでみたいです。

でもまだ自分事でやらねばならないことが山積みで、遊んでばかりもいられません。
勉強もしないといけないし、やりたいこともあるし、、、ね。

12月1日(もう12月ですよ…。すぐに来年になっちゃう)に、前橋市の
ヤマダグリーンドーム前橋で催された「ハムの集い」に参加してきました。
 ↓ 配布された媒体と購入したQSLカード用のデザインカード
 IMG_2747
私は、某JARL登録クラブ(コールサインはないですが)のメンバーとして、
ジャンクを販売しつつ情報交換などしてきました。

ジャンク販売なので、もうけはほぼ無しで、差し上げちゃった!に
近いです。
でもジャンク品に関する情報交換や情報提供、ちょこっとだけ技術的な
説明等ができて、少しはお役に立てたようです。(うれしい~)
ジャンク品をお買い上げになった方が有意義に楽しめるといいなぁ。

一方で、ハムの集いの本編である支部大会(?)部分では、女性ハムでもある
「水田かおりさん」の歌謡ショー(!)もあり、盛り上がりました~。
歌はお上手でした。プロの演歌歌手ですからね~。
(水田かおりさんは、FMぱるるんで、アマチュア無線の番組も持っていますね。
 2アマも持っているし、JARL広報大使だし。活躍範囲は広いです。)

そのあとにJARLの高尾会長による講演会(というよりもJARLの説明会)
は1時間を超えて行われましたが、それなりに意味のあるものでした。
*JARLの損益は若干のマイナスであるが、会員の会費を減免したり、
 青少年ハムを無償にしたり、サービスの向上を行ったことによる取り崩し
 で減ってしまっただけで、それを含まなければ横ばいかわずかな上昇に
 なっている。

*JARLの広報に関して、メルマガ、Youtube、FB、ラジオ番組、ホームページ
 での更新(2週に1回?)などがあるので、有効に使って欲しい。
*政治家とのつながりも強化して、政府側にアマチュア無線やJARLの存在意義
 を強く伝えるように頑張っている。
などのお話がありました。

その他にも有意義な内容の話もありましたが、今後JARLから様々な広報手段を
使って順次伝えられるようですので、お楽しみに・・・。
(今後楽しみな話がありましたよ・・・)

BCLなどの受信用に使う「ガルバニックアイソレーター」というもの。
アンテナと受信機の間に入れるトランスであり、この間を分離するものです。
分離することでノイズを減少させ、受信信号を浮かび上がらせるものです。

ノーマルモードフィルターでもなく、コモンモードフィルターでもありません。
アンテナ側の信号とGND、受信機側の信号とGNDをそれぞれ直流的にカット
していますので、つながっていません。

あちこちの自作記事を見ると、ガルバニックアイソレータートランスを作って
(チップをメーカーさんから購入して)コネクタを両側に取り付けて、まじめ~に
アルミケースに入れて構成されている内容が投稿されていますが、この状態では、
GND側がコネクタからアルミケースを介してANT~受信機につながってしまう
ので、効果が出ません(出にくいです)。
そういう意味で、ガルバニックアイソレーターを商品化しているものは、
プラケースになっていますね…。GNDをカットする意味ですから仕方ないです。
その分、その信号系に外来ノイズが乗ってしまうリスクもありますが、
最短距離でつなぐことでノイズの混入を防ぐしかないです。

で、以前購入したアイソレーターのユニット(チップではなく)を見るともちろん
信号系とGND系は切り離されていますが、受信信号をGNDパターンできちんと
囲んでいるため、GNDパターンが入出力部でぎりぎりまで接近しているので
気になっていました。
  ↓ オリジナルのプリントパターン
 IMG_2741
 IMG_2742
 そこで、何とかGNDパターンをカットして浮遊容量を減少させて
GNDのリンクを減少させてみよう!と思って、少しだけやってみました。

  ↓ 改修後の基板
 IMG_2743
 IMG_2744
 うーん、ひどい改修だわ…。残っている緑の一部はレジストですので、
GNDの距離は離れています…。(もっと剥がしてやろうかな・・・?)

 SDR(ColibriNANO)に改修していないアイソレーターと改修したアイソレーター
(同じものではなくて、2個のユニット)をつないで、ExpertSDR2のソフトで
ノイズの様子を見てみましたが・・・、ほとんど差を感じることができません
でした・・・。残念~!
プリントパターンのリンクはほとんど(影響が)なかったみたいね~。

ExpertSDR2は受信帯域が広く取れない(最大で3MHzだったかな?)ため、
変化がつかめませんでした。

このアイソレーターの有り無しの差は、2~4メガ付近で効果があるようでした。

近いうちに、以前に購入したガルバニックアイソレーターチップ(TC1-6X+)を使って
ユニットを自作しよう~、と進行中です。パターンを基板とカッターを使って作る
ので疲れますが・・・。(両側はSMA-Jコネクタを付けます。)

Nano VNAを夜勤明け仕事の合間にいじっていますが、なかなか高性能ながら
使い切るのは難しい感じです。

では、使い方などをどなたかに指南いただかないとなりませぬなぁ・・・。
そうなるとインターネットを使ってお手軽に探してみると、、、
JH4VAJ局のブログに行きつきました~!
JH4VAJ局は非常に様々なトライをなされていて、それを克明に記録し、
ブログに書いていらっしゃいます。素晴らしすぎて敬服しました~!

これから書いていく内容は、VAJ局のブログをしっかり参考にして進めていきました。
  JH4VAJ局のNanoVNAの書庫
以下に書いた内容をトレースするよりも上記ブログを参考にしたほうが遥かに
分かりやすいと思います…。(私にはとても書けないくらい親切!!)

購入したときはキャリブレーションなどを最初に行ったのですが、いろいろと調べた
結果、ファームウェアのアップデートを先にやってしまうほうがいいと思い、そちらを
進めてみました。

本日(11月24日)現在では、ファームウェアはVer 0.5.0が最新ですが、そのひとつ
前のversionをリファインしたもの「NanoVNA-Q 0.4.3」があることが分かったので、
そちらを入れてみました。
※実際には、最初に ver 0.5.0 を先に入れてから、Q 0.4.3を入れました。
 ですから、その順番のほうが正しく動作するかもしれません。

古いファームウェアである 「0.2.2」で、バッテリー容量表示がサポートされている
ので、それに対応するために基板上にダイオードを搭載しておく必要があります。
これは、前回の記事に写真を載せていますが、再掲載します。
  ↓ こんな感じ
 IMG_2724
Li-ion電池のコネクタの下にD2のパターンがあり、そのままでは部品のはんだ付けは
無理です。私は、先に周辺に耐熱テープを貼ってパターンや部品を保護し、
コネクタを斜めに持ち上げたうえではんだ付けし(Li-ion電池側がカソード)、さらに
コネクタの底面の一部をニッパーなどで削って(切り取って)コネクタが浮かないよう
に処理しました。コネクタが浮くとカバーの取り付けができなくなります。

※以下のPCの操作、ソフトウェアのインストールなどは一定のPC操作や
 Windowsの知識、DOSなどの若干の知識、が必要になると思います。
 これらに自信がない方は厳しいかもしれません…。

この状態でファームウェアをアップデートします。
まずは、DFU Utilityをダウンロードします。
(Device Firmware Update:DFU)
http://dfu-util.sourceforge.net/

にアクセスし、「Releases項」の下にある「releases」のリンクをクリックします。
「Index of / Releases」の下にある「dfu-util-0.9-win64.zip」をダウンロードして
desktop上などに展開しておきます。
ここで大切なことは、このファイルは Windows10(Windows7も同じかな)
の64bit版に対応していますので、32bit版では動きません。(多分…。私は試しましたが
NGでした。やり方が悪かっただけかな?)32bit用のファイルは…、わからず…。

一方で、NanoVNAのファームウェアをダウンロードします。
私の場合は、NanoVNA-Qにしたかったので、こちらからダウンロード。
https://github.com/qrp73/NanoVNA-Q/releases

もし、通常の最新版がいい方はこちら。
https://github.com/ttrftech/NanoVNA/releases/tag/0.5.0

ダウンロードしたら展開しておきます。

次に、NanoVNAとPCをUSBケーブルでつなぎ、NanoVNAのLi-ionが載っている
基板にある「VDD」と「BOOT0」のランドを金属ピンセットなどでショート
させつつNanoVNAの電源をONします。

すると画面が真っ白の状態で立ち上がるので、そのままにしてPCの作業に
移ります。
Windowsのデバイスマネージャー上の「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」
の下に「STM Device in DFU Mode」ができていることを確認します。

もう一度表示しなおすと、「ユニバーサルシリアルバスデバイス」の下に
「STM32 BOOTLOADER」というものができているのが見えました…。

このドライバーを「Zadig」というソフトウェアを使って書き換えます。
この書き換えについては、JH4VAJ局のブログを見ていただき、操作して
ください。(図解しないと説明しにくい。でも…面倒くさいので…割愛)

さて、ファームウェアのアップデートをするステップですが、ここでは、
Windowsのコマンドプロンプトを使用するので、古典的な操作方法の知識が
必要になります。

DFU Utility 0.9を展開すると「dfu-util-0.9-win64」フォルダーができます。
この中にある「dfu-util.exe」を使ってファームアップします。

ファームウェアを展開すると「NanoVNA-Q-0.4.3-20f33ba.dfu」ができます。
(もう一個「NanoVNA-Q-0.4.3-20f33ba.hex」もできる)

これらを一つのフォルダー(例:dfu とか)に入れておく。
できればC:の下に直接作っておくとコマンドが書きやすいかも。

私の場合は、Cドライブの直下に「dfu」フォルダーを作り、その中に、
「dfu-util-0.9-win64」フォルダーと 「NanoVNA-Q-0.4.3-20f33ba.dfu」
を入れておきました。(「dfu-util-0.9-win64」フォルダーの中に dfu-util.exe
がある。)

コマンドプロンプトの操作時に「cd( change directory)」とか
「dir(directory 表示)」などのコマンドを知らないとスムーズにはいきません。
また自分が今どこの階層にいるのか、という理解も必要です。

C:\dfu\dfu-util-0.9-win64\dfu-util.exe -a 0 -D ..\NanoVNA-Q-0.4.3-20f33ba.dfu
うまくいかない場合は、階層の間違いがあると思います。
  ↓ 実行時の画面
 IMG_2737

  ↓ ファームウェアアップデート後のNanoVNA本体のバージョン情報
 IMG_2738

  ↓ NanoVNA本体の測定画面
 IMG_2740
 バッテリー残量表示が左上にできている。
 インピーダンス Z も R + jX 表示になっている。

ここまでで今回の投稿は。終了です。
これで測定前のベース状態ができました。

最近(でもないかな?)あちこちで話題になっている Nano VNA という
ベクトルネットワークアナライザー、というもの。
  ↓ 開梱したところ。SMA-P付きケーブルが2本、USB-Cケーブル 1本
   校正用ショート/オープン/50Ωロード 1個ずつが添付品です。
 IMG_2701
Am〇〇〇nなどで たくさんのお店から6000~7000円ほどで購入できる測定器です。
大変小さくて、カードサイズ、厚みも2cmほどでまずまず軽量です。
小さすぎて失くしそうなこと、簡単に落として壊れそうなこと、が心配ですが、
こんな安価で、ここまで高性能な測定器が手に入るなんて感激です!


私はいろいろリサーチした結果で、リチウム電池付き、発信/検出部のシールド付き
のものを注文しましたが、届いた商品はシールド無しでした。(ガビーン!)
  ↓ 中身の写真
 IMG_2722
 基板の右側にシールドが施されているはずだった。
 ま、自分でも工作できるし、シールド効果は非常に高い周波数で意味が
出てくるらしいので、当面は様子見で・・・。

ということで、これから購入される方は、少なくともバッテリーは付いている
ものを購入してください。後で購入したり、探したりするのは面倒くさいですから。
シールドはあったほうがいいでしょう。自分で工作する自信がない方は特に。

それから、また後日、その2以降で投稿する予定の記事で必要になる「バッテリー
残量表示」に対応させるために、ダイオードを追加しておきました。
  ↓ かなり無理やり、面倒くさい工作です。白いコネクタの根元付近に
   あるダイオードです。耐熱テープを貼ってから工作しました。
  IMG_2724
 推奨部品としてはショットキーダイオード となっていますが、手持ちになかった
ので(あるはずだったんだけどなぁ…)、高速スイッチングダイオード:1SS133 を
付けてみました。(えい!やー!)⇒ 結果はOKでした。続編に書きます。
 バッテリー接続コネクタの下に隠れてしまっている部品パッドにダイオード
とはんだ付けするのですが、厳しいかなぁ~と思います。
はんだ付けしてもコネクタが浮いて(持ち上がって)しまうので、やむを得ず
コネクタ底面の一部をカット(削って)していましました。(写真では見えませんが)
コネクタが浮いているとパネルが取付できませんので。
ダメな場合は、コネクタのピンをカットして、バッテリーを直付けするしか
ありません。工作が苦手な方はやめたほうがいいと思います。

今回の投稿はここまで。
続きは後日書きますが、参考にした情報も含めて書きたいと思います。

現状は、Nano VNA本体のファームウェアも書き換えてバージョンアップして
あります。(アップのやり方は少しのPCの知識が必要です。)

またPCにつないで大きな画面で見るやり方も試しています。
これは便利です。

少し前に投稿した 
”円筒型のLi-ion電池「18650」というタイプを充電して電圧を測定したところ
16.5V程度あって、とてもそのままでは無線機につなげない”、
という内容の続きですが、
仕方がないので手持ちの抵抗を使って、疑似負荷にして一定レベルまで容量を
消費させました。

部品箱をごそごそと探して出てきたのが、「240Ω、2W」でしたのでLi-ion4つの
直列につないだところ、それなりに熱くなり、いったん中止。

オームの法則~ で計算すると、I=V/R ですから、16.5/240=約70mA
W=IVですから 0.07x16.5=1.13W となり、抵抗のスペックの半分。
ちょっと厳しいなぁ、ということで、再び部品箱をごそごそ…。

お~、あったあった 「130Ω、2W」が。
これを直列につないで、370Ω、2W の負荷ができます。
I=16.5/370=45mA、 W=0.045x16.5=0.74W
ですからまずまずの消費電力値です。
これをつないで、何回かに分けて消費させました。

最終的に、負荷をかけたときに15.2Vくらいまで下げて、無負荷で15.5Vくらいで
止めました。
  ↓ 測定の状態と 使用した抵抗(いい加減…)
 IMG_2735

これをFT-817NDにつないでみたら、「14.8V」を表示しました。
  ↓ こんな感じ
 IMG_2736

そして 430Mhz FMで5W送信したところ、「12.5V」まで落ちました。
いい感じです。
さて・・・、これを使って移動運用したいのですが、週末の仕事があって
移動できないなぁ・・・。
実践投入したいんだけど・・・。
またレポートします・・・。

単に同軸を交換しただけですが、備忘録として残しておきます。
(昨日の作業です。)
現状、ベランダにある固定用アンテナは、
①50メガ用デルタループ
②50/144/430用3バンドGP(V-2000)
③最近張ったLW
です。
①と②には5D-FBを10数m使っていますが、途中で2~3mほど中継コネクタで延長
していましたので、延長なしの1本のケーブルで、GPには8D-FBを使いたいと思い、
事前に買っておいた同軸に張り替えました。③用のケーブルはまだありません。

とは言っても、実は大掛かりな作業でして・・・。

自宅2Fのシャックの壁に同軸を通す穴が開いているので、そこから屋根裏を通して、
ベランダの上に張り出している屋根(軒:のき)のパネルに穴を開けて同軸を通して
下ろすことが必要です。
現状の同軸は、自宅を建てる時に予め壁の隙間に通してあったのでそのまま使って
いましたが、引き回しが悪かった(やや遠回りだった)ので改善したかったのです。

まずは、ベランダから屋根の軒のパネルに棒を差し込んで場所を確定させます。
それから大変狭い屋根裏に上がって、その棒がどこに出てきているかを確認します。

その場所を目指して屋根裏をほふく前進です。厳しい~!体力、筋力全開です。
何とか見つけて場所を確認、同軸(コネクタ)が通る穴を開けて同軸を差し込んで
下ろします。
これを2本分やるだけでグッタリです・・・。

一通り同軸をベランダに出して(下ろして)、それからデルタループとGPの既設の
同軸を外して、新しい同軸を接続します。この作業も少し疲れます(風が強かった
ので大変でした)。
  ↓ 同軸を通したパネルの写真。こんな感じ。デルタループの5D-FB
 IMG_2719
 
  GPの8D-FB
 IMG_2720

 この屋根裏作業中にやってしまった~!事件が発生!
  ↓ 踏み抜いた・・・それなりに修理したけど。かみさんに叱られる…
 IMG_2721

アンテナをいつもの高さに上げて同軸の長さを確定したら、シャックに戻って
同軸の引き回しと長さを決めます。
これによって
屋根裏に残った同軸の長さや位置を決めて整理します。
これも結構大変・・・。疲れるわ~。

以上で完了。全体で5時間近くかかったかな・・・。昼飯の時間は30分くらい
だったからほぼ作業の時間。途中で何度かバテてぐったりしていましたが。

これでやらねばならなかった大きな仕事が一つ終わりました。ホッとしました。

余った同軸の内1本はLW用に使いますので、LWプロジェクトも一定の完了!と
なりました。もう1本はコネクタがおかしくなっていたので修理が必要です。

さすがに疲れました。体中が痛くて重いです。休まないと・・・まずいや・・・。

LW(ロングワイヤー)アンテナの実験の続きです。

自作のマニュアルチューナー(CLCのT型)でどの辺のタップで同調が取れるかな、
と試行錯誤しました。

同時に、カウンターポイズをさらに追加して、ベランダ中に広げました。
かと言っても、床にばらまくと家庭内SWRが振り切れてしまうので、ベランダ
保護用の金属カバーや金属製モールなどの隙間に挟み込んだり、奥に詰め込んだり、
とうまく使って、パッと見で視界に入らないように工夫しました。(ふぅ~、大変)
ベランダにある金属製の部品を使うので、何らかの大地とのキャパシタンスが稼げ
るようです。
(カウンターポイズは、20m、13m、8m、5mを使っていますが、長いものは
 丸めて鉄パイプの中に収めたり、鉄パイプに巻き付けたりしてごまかしています。)

45mmファイ、40Tで作った手巻きコイルを使っていますが、3.5メガでも同調して
くれたので安心しました。たくさん巻いた割には、3.5メガにおいてもバリコン側
から17Tで同調できてしまったので、自作コイルは半分でもよかったかも?
と感じました。

  ↓ コイルに簡単なタップを付けて、切り替えやすくしました。
   よく見えないですね…。

 IMG_2716

この状態で、コンテナに収めてベランダの端っこに設置します。

  ↓ こんな感じで。まだ雨水対策が不完全ですが、もう少しやります…
 IMG_2717

  ↓ カウンターポイズを切り替えられるようにナイフスイッチを付けてあります。
 IMG_2718
最終的に切り替える必要はなくなりそうですが・・・。

HF帯全体を同調させましたが、すべてのバンドで SWR<1.1にできました。
50メガ帯だけは2くらいありますが、このLWで50メガは運用しないので問題なし
です。

この状態でほんの少し運用しましたが、HFのコンディションが悪いこともあり、
5WQRPではうまく届かない場面もありました。(7メガ、3.5メガ)

屋根裏にあるDP(7メガは45%の短縮型、21メガとのダブルバンド)のほうが
届いた場面もありました。

やはり・・・、ダイポールは短縮しても、折れ曲がっていても、さすがに
ダイポールです。(言葉は悪いながらも「腐ってもダイポール」です。)
DP最強!って、つぶやいちゃいました。
というよりも、アンテナ自体がきちんと同調されたものが良い、という結論ですね。
LWは長いですが、チューナーで無理やり同調させても電波が出ていかない
感じがします。

最近は、LWを張ってAH-4などの魔法の箱で同調させて運用すると何でもできるよ!
という傾向がありますが、これはマンションなどの極めて限られたスペースで如何に
してHFにQRVするか、という方法であり、できる範囲で短縮型DPなどでもいいから
建てるほうがいいのかなと思いました。(もちろん、2mくらいのDPでは??ですが)
LWの利点は、1本のワイヤーでマルチバンドにQRVできる、ということですね。
私もこのLWのおかげで3.5メガQRVできそうなので。(飛んでいないみたいだけど)

これからこのLWとDPを併用しつつ、HFの各バンドを楽しみたいと思います。
バンドの切り替えはベランダに出てアナライザーを使ってチューニングしなくては
なりませんが・・・。Hi.

ずーっと続けているLW(ロングワイヤー)アンテナの実験ですが、合間に作業している
のでなかなか進みません。

そんな中でも、試しに使っていたメーカー製のマニュアルチューナーDAIWAの
CNW-319Ⅱ、だと同調範囲が狭いことと、屋外に置いておくわけにはいかないため、
自作のチューナーを使うことにしました。
同調コイルも自分で巻いて、手持ちの大型タイトバリコン、小さめのプラまな板、
アルミ板を組み合わせて何とか作り上げました。
  ↓ こんな感じ。外側の入れ物は、チューナーを保護するためのコンテナ。
IMG_2709
C-L-CのT型チューナーです。π型にしなかった理由は、T型に比べて同調範囲が
やや狭いという特性があるからです。また、コイルの配置を横にすることが
やりにくかったからです。(コイルは前回の記事に写真を載せています。)
バリコンは、TX側が容量の大きなもの(約290pF)、ANT側がやや小さい容量(150pF)
のものを使いました。TX側バリコンは、耐圧が1kVくらい、ANT側が500Vです。
もう少し耐圧のある、容量が大きなものにしたかったのですが、手持ち部品を使った
のでこれで我慢です。(ま、私の場合、MAXで50Wしか使わないので十分です。)

バリコンの軸は、カップリング部品を使って木製の棒をつないでつまみを取り付けて
います。当然、プラ製の棒を使いたいところですが手持ちになかったので…。
これを2Fベランダに置いて調整します。
まだ継続中ですので次の記事に続きます。

移動運用などの際に問題となる、重要なポイントとして「電源」がありますが、
運用されるスタイル、考え方により、その電源の確保には様々な形がありますね。

私のような山頂移動(…すいません、最近山、登ってません、、、。涙)をする
無線家は、バッテリーを使います。

バッテリーと言っても、
*自動車用鉛蓄電池
*シール型小型鉛蓄電池
*Ni-MH(ニッケル水素)電池
*LiFePo(リチウムフェライトポリマー)電池
*Li-ion(リチウムイオン)電池
などなど…。
山頂移動の場合、さすがに自動車用鉛蓄電池は重すぎて担ぎ上げをしませんが、
それ以外は担いで(バックパック)登りますね。

私の場合は、eneloopなどのNi-MHとLiFePoが多いです。
少し前に購入した(ブログにも書きましたが)薄型のLi-ion電池を重ねてパックした
キットの内蔵型バッテリーを使うこともやりました。軽量小型で優れものです。

そんな中、「山と無線」の仲間がよく使っているのが、円筒型のLi-ion電池でして、
「18650」というタイプ(大きさが18mm x 65mmの円筒型)が流行りのようなので
私も奮発して購入してみました。
ただし、Li-ion電池は充電を適切に行わないと爆発や火災のリスクがあるので、
ついでにLi-ion電池充電機能を持った充電器も購入しました。
IMG_2702


ひとまず充電してみたので、いずれFT-817NDを使った移動運用で実践投入して
みようと思っています・・・。とは言いつつ、いつになることやら・・・。

ちなみにこのLi-ion電池ですが、電池の性能も千差万別で、メーカーや販売会社
によって品質もピンキリです。十分にチェックして購入してください。
安いものは危ない、と思ったほうがいいです。

***大切なことを書き忘れました***
①私が購入した18650タイプのLi-ion電池ですが、電流容量が「3700mA」というものです。
 この容量にはいくつかの(様々な?)バリエーションがあるので、使用するシチュエーション
 に合わせて選択してください。
②Li-ion電池の公称電圧は「3.7V」です。Ni-MHの1.2V、LiFePoの3.2Vとも異なります。
 したがって、私のように4つ直列に使うと「14.8V」となります。
 そのまま使っても無線機は壊れませんが、実は落とし穴があります。
 当然、3.7Vは中央値なので充電直後(満充電時)はなんと!「4.1V」もあります。
 4つでは「16.4V」ですから無線機が壊れます(多分)。
 ですから、充電後は何らかの方法で消費させて電圧を下げることが必要でしょう。
 専用の電子負荷(?)でも作ろうかな…。

また、電池自体の大きさも微妙に異なり、電池ボックスを買ってもボックスに
収まらないこともあります。私の場合も収まらなかったので、ボックスを少し
壊しつつ(!?)、マイナス側のスプリングも半分以上カットして縦方向の寸法
のマージンを確保しました。やれやれ・・・、です。
IMG_2708
見た目ではわかりませんが、いろいろ破壊しましたよ・・・。

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