ラヂヲな屋根裏部屋~ラヂヲと無線と山と自転車と

アマチュア無線局:JN1NCB(山頂移動などHF~430MHzまで運用中) ライセンスフリー無線局:グンマMO919(デジ簡とデジコミ、特小のみです) BCL、ラジオ局、受信機関係のブログです。 ぜひご覧ください。 YouTube動画とは連動していません・・・。

アマチュア無線(JN1NCB)、BCL(短波放送などを聴く趣味)、 自作(電子工作、アンテナ工作)、山歩き、 フリーライセンス無線(グンマMO919)、自転車(ポタリング)、 などを楽しんでいるブログです。

今年のハムフェアー2023に、8月19日土曜日に行ってきました。
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コロナ禍もあって、参戦したのは2年ぶり?3年ぶり?かな~、と。

余り体調も万全ではなく、早めに帰宅したいこともあって、会場に居られたのは4時間程度でした。
今年の目的は、ジャンク漁りや目新しいものを買うことではなく、BCL関係でSNS上でつながりの
ある方々にお会いすることでした。いわゆる「アイボール(QSO)」ですね。

最低限のアイボール(絶対にお会いするぞ!)としては、”BCLロールコール”を神奈川県から
何年も続けていらっしゃる「ヨコハマAA815/はまっこラヂオ通信」さんとのアイボールです。

会場でもBCLロールコール(RC)を実施するとの情報があったので、必ずチェックインしてその後に
お会いする方法を利用して(?)確実にお会いしたかったわけです。

ということで11時過ぎに無事430FMでのRCにチェックインし、その後に続いた特小でのRCにも
チェックインして、終了後にアイボール!
じっくりとお話ができ、とても有意義な時間を過ごせました。
そのあと、山関係でもつながっていた「とっとりU42局」ともアイボール。
やっと会えましたねぇ~~。これで一安心。(目標達成~?!)

しか~し、その後、さらにBCL関係の著名な方々が集まるとの情報をはまっこさんからいただいた
ので、「ぜひとも!」ということで ”日本短波クラブ” ブース前に駆けつけてアイボール!

かぴとうさん(ネットラジオでBCL関連の放送をされている方)や「秋葉原BCLクラブ」のメイン
スタッフの皆様、CQ誌でBCLコーナーを執筆されているJS1BXH局、すごい受信用アプリを開発
されているja-radio(じゃーらじ)さん、などなど・・・・。

こんなに予想もしていなかった方々とお会いでき、今回のハムフェアーは100点満点を超えて
200点獲得でした!
BCL_Photo
一応、お顔は隠しております・・・。

やはりリアルでお会いするのは素晴らしいですね。いろいろとお話もできたので、大変有意義
でした。

また来年もアイボール中心で参加したいなぁ、と思っております。

少々以前の自作に関してブログにしていなかった(書く余裕がなかった)ことに気付いたので、
今さらですが残しておきます。

SDR(特にSDRPlay社のRSP2Pro)で中波帯を受信する際には、短波帯のローバンドからの
強力な信号による抑圧や混変調をかなり受けていて苦労していました。
SDR受信用ソフトウェアには一般的に、短波帯が中波帯の強力な信号によって影響を受け
ないように短波帯へのHPF(中波帯をブロックする)は備え付けられていますが、その逆は
見当たりません。

そのための市販品としては、ApexRadio社の中波用LPF:LPF2050、という商品があります。
私もこれを持っていますが、別の場所で使っていますし、それなりに高価なので自作しよう
と思っていました。

回路は、3D無線さんの「No.71 受信用 2MHz LPFローパスフィルターの作り方」を参考に
すればいいことが分かっていたので準備だけしておきました。
上記の記事では小型のトロイダルコアに電線を巻いてコイルとして使用していますが、
私の場合は、普通のマイクロインダクタ:4.7uHを使用しました。
理由は、閉磁界回路となるトロイダルコアを使うと周辺のノイズやAC系磁界を拾ってしまう
からです。やはりオープン型コイル(磁界として)がいいようでした。
このフィルター回路は、ハーフ・ウェーブ・フィルターという回路を用いています。
この回路を「トロ活」を参考にしながらシコシコ計算をしまして・・・・、コイル部分を
4.7uHで良かろう、と導き出しました。合っているかどうかは?・・・・。

これをSDRの前段に入れればいいのですが、これだけでは芸がないので、ガルバニック
フィルターとコモンモードフィルターも入れようと思い、秋月電子で物色したところ、
10/100BASE-T用パルストランス:HN1622HF」が目に留まりました。

このパルストランスの特性を見てみると、長波~短波帯であれば、挿入ロスも0.2dB程度、
リターンロス:-25dB以上あるので、結構いい感じでした。(特性表はこちら
このパルストランスの中身は、1:1の伝送用トランスとコモンモードフィルターが一体化
になっているので、1つの部品で2つの効果がある(1粒で2度おいしい!)ので便利です。
さらに2回路分入っていてお得!!

以前、BCLの大御所である シエスタ氏が別のデジタルオーディオ伝送用パルストランス
PE-65612NL」をBCL受信用ガルバニックフィルターとして使用した場合の評価
レポートを公開されていたので、これでもいけるならば、こっちでも使えるかも・・・、
と考えていたわけです。

以上の2つをまとめたものがこちらです。かなり作りがひどい・・・。
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プラケースの中にある基板が中波用LPFで、その右側にある黒い部品がHN1622HFです。

このHN1622HFは2回路分が内蔵されているので、片側は中波用回路、もう片側は短波用
回路にしています。短波用には中波用LPFを通してはいけないので。

あくまでも参考程度のデータですが(私の測定はいい加減なので)、SDRでの受信レベルの差
を示します。LPFとしての特性しか分からないかな~でして、ガルバニックフィルターの
特性は適切に見られていませんのでご了承願います。
またあまり良いデータではなく、突っ込みどころ満載だと思いますので、以下のデータに
関して鋭い質問やご批判はご遠慮くださいませ。(あまりに厳しい意見が届いた場合は、
以下のデータは消します・・・。怖いので。)
(1)LPFを通す前(500kHz~1700kHzくらいのスパンで見ています。
  底辺が-120dB、上辺が約-34dBの縦軸です。中心は1134kHzです。)
スルー状態

(2)LPFを通した場合(盛り上がりが大きく下がりましたが、1400~1700kHzの盛り上がり
  が変わっていないのが残念です。)
LPF

盛り上がりが大きく減っているのは、LPFの作用も非常に大きいと思いますが、
ガルバニックフィルターも効いているのではないか?と思います。
(根拠もなく適当なこと言っています)。
全体として短波帯からの変な影響や盛り上がりが大きく減っていて(このデータがどうだ
こうだではなく)、実際に聴いてみた結果として短波帯からの中国語や朝鮮語のバサバサ、
ガサガサしたスプリアスが激減しました。自分としては満足です。

LPFの特性やカットオフ周波数は計算で導き出せ、部品も容易に購入可能なので特に
問題はありませんが、パルストランスの特性(BCL受信用としての特性)はきちんと
測定できておりませんので、技術的に詳しい方はぜひ適切に測定していただきたいと
思います。もしかすると実は中波~短波帯には使えないものかもしれませんので・・・。

以上となります。やっと書けてホッとしました。

立て続けにブログを書いています。

年明けに、無線のお友達から通信機(受信機)を格安で譲っていただきました。
その受信機とは・・・、 AORの「AR5000+3」という装置です。
かなり古い受信機です。(10年以上前の装置かな~)
ある意味、長年の憧れの受信機でしたが、まさか手に入るとはありがたや~。
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この受信機が手に入ることは事前に予定できていたので、BCLシャック内を整理整頓して
スペースを空けておきました。
NRD-515がメインリグですが、その横に並べられるように一生懸命場所を作りました。

そしてAR5000+3が鎮座しました~!
NRD-515よりも2回りくらい小さい!これで10kHz~2600MHzまで受信できるとは!!
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まずは置いてみて軽くワッチをしましたが・・・、操作が良くわからず・・・。
しばらく取扱説明書とにらめっこを。それでもわからず、お正月はこの受信機と仲良く
することにして、時間を取って操作を覚えることにしました。

それと同時にこの受信機のために専用のアンテナを何とかしなければなりません。
最初は、NRD-515のアンテナ切替器から出力をお裾分けしてもらって、切替えながら
受信しようと思いましたが、やはり面倒くさいですし、パラでワッチできないので
専用のアンテナを上げることにしたわけです。

まずはV/UHF帯(エアバンドとか・・・)を聴くためのアンテナです。
これは、以前使っていたアマチュア無線の144/430MHz用モービルホイップが余っていた
ので、これを軒先にひょいと上げることで良しとしました。
(このモビホは、ワイドバンド受信対応アンテナなので・・・)
このアンテナにより、エアーバンドはまずまず受信できるようになりました。
アマチュアバンド(144/430)もそれなりに受信できます。(アンテナの高さが足りない
のでイマイチなんですが。)
エアーバンド受信にはあまり興味はありませんが、BGM代わりに聴いたりできます。
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次に中波、短波用のアンテナです。さてどうしたものか・・・と思案した結果、
手っ取り早く、かつ広帯域で小さいアンテナにしようと思い、かなり以前に購入した
Apex Radioの「303WA-2」を工夫して上げることにしました。

この303WA-2は私の中ではあまり評価の高くないアンテナなんですが、広帯域で
省スペースで上げられる簡易なアンテナとしては充分です。

自宅の1階(と2階の間)に屋根があり、そこに瓦を押さえるための鉄製の板金が施工されて
いました。その部分にモービル用のマグネットベース(マグネット基台)を取り付けて
303WA-2を直接取り付けてしまいました。
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同時に、この303WA-2はノイズを拾いやすいアンテナなので、上記の鉄製板金に
カウンターポイズのような形でアースを取り付けて303WA-2のグランド部に接触させました。
このことでノイズが軽減できたのでうまくいきました。(板金とアンテナのアースは直流的には
つながっていません。アルミホイルを使って静電的につながっている感じです。
これを2か所=2本施工しました。)
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(同様の施工をもう一か所に行っています。)

このアンテナを使うことで、中波と短波はそこそこ使えるようになりました。
意外にも40kHzのJJYもきれいに入っているので驚きです。
303WA-2については、いくつかのノウハウもあるので別途ブログにも書こうかなと思って
いますし、動画にして公開しようかな、とも考えております。

AR-5000+3の感度(と言うか、Sメーターの振れ)は、NRD-515よりも良いようです。
結構きれいに入ります。超広帯域受信機は短波帯はダメかなぁ、と思っていましたが、
全然そんなことはありませんでした。
でも中波/短波帯は内蔵のプリアンプで信号を持ち上げているようです。
NRD-515では現れない無信号周波数でのノイズ(ホワイトノイズのようなSメータの振れ)
がAR5000ではあります。NRD-515ではSメータが全然振れない部分でもAR5000では
シャーと言う感じでSメータが3とか5とか振れていますから・・・。

大体受信機回りが固まったので、YAMAHAのミニスピーカーを繋いで少しいい音で(?)
聴けるようにしました(笑)。
このAR5000+3はアンテナ端子を2つ持っているので、ANT1(Nコネ)にVUHFアンテナを
ANT2(Mコネ)に中波短波用アンテナを繋ぎました。
ANT2にはガルバニックアイソレーターを入れてあります。EMIコアもたくさん巻きました。
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これでしばらくは遊べそうです。あちこち聴きたいと思います。
やはりどっしりとした固定受信機は良いですねぇ。小さい(中華)ラジオは
使いにくくてね・・・。
影山氏の掲示板への受信レポートもこの受信機を使うつもりです。
(もうレポートしちゃったけど)

PS)身の回りのことがあまりに忙しく、ブログも動画(まっとさんのラヂオ部屋)も
  更新できていません。何とかしないとなぁ、と思っております。
  動画をご視聴いただいている皆様、申し訳ございません。

久しぶりのブログになります。そしてその内容も2週間ほど前の出来事を書くとは…。

1月3日にアマチュア無線の新年イベント「QSOパーティー」に参加するために、どこかに
移動しようかなぁ、と考えて急遽、久しぶりに少し高いところで無線をやりたいな~という
ことで「天目山(てんもくさん):1303m」に登ってきました。
ここはSOTAポイントではありませんが、標高はあっても比較的楽にすぐに登れるので
ここに決めました。
この天目山は榛名山系の外輪山の一つで、南側に向いた手前側(?)にあります。
西側には氷室山(ひむろさん)、南東側には三峰山(みつみねさん)があります。

早い時間に自宅を車で出発、榛名山方面に向かいます。
途中から路肩に雪が・・・。スタッドレスを履いているので問題はないですが
凍結路は怖いなぁ、と思いながら榛名湖畔の道路まで到着。
結構あちこちに雪があります。
ここから脇道の坂道を車で走って、三峰山と天目山の麓まで上がっていきます。
結構雪が多いので心配になりました。駐車スペースはがっつりと積雪があり、登り始め
の道にも積雪が・・・。
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こりゃ参ったなぁ…と思いつつも、せっかくなので登り始めます。

登れば登るほど雪の多さに面食らいましたが、頑張って登ります。
雪の上には小動物の足跡がいっぱい・・・、ん?これは熊かな?と思うような大きめの
ツメのある足跡もあり、ゾゾっ!としました。
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雪が多いので滑って転ばないように、ゆ~っくりと登ったおかげでとても時間が
掛かりました。(15分の予定が30分ほど掛かった・・・)
山頂に到着。雪は意外に少ないですが、、、寒い寒い・・・。
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南側には、以前登った三峰山が奇麗に見えました。
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さて、アンテナを建てようと思ってペグを打ちますが、土が凍っていてペグが入らず、
悪戦苦闘の末、止むに止まれず杭にポールを結び付けました。
(これはやりたくない、やるべきではない、ことですね。)
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(50メガ用のスカイドア―も立てましたが、写真を撮っておらず・・・)

9時半くらいから50メガSSBでQSOを開始するも、冷たい風は出てくるは、気温は低いは、
お日様は隠れちゃうはで、寒い寒い・・・!!
リグはいつものFT-817ND/5W、2mH SKYDOORです。バッテリーは、CQオームさんで
購入したLi-ionです。
写真は、144SSBのために上げておいたRH-770です。

約1時間半ほどで30局以上の局とQSOでき、あまりの寒さと強風のために身の危険を感じて
QRTとなりました。本当ならば144SSBに移動して友人とQSOする予定でしたが、さすがに
寒さのために心が折れました・・・。

今回の教訓としては、やはり1月の寒い時期(特にこの日は寒かった日)は1000mを超える
山には登らないほうが良いということでした。(これを言っては山移動の無線家としては
失格なんですが・・・)
それからあまりに気温が低いことにより、無線用のLi-ionが急激に消耗したこと、
iPad-miniのバッテリーもあっという間にゼロになって使えなくなったことが予想外でした。
とても怖いなぁ!と思いました。少なくともホッカイロを2個以上持っていって
バッテリー類を温めて、袋の中に入れておかないと命に関わるかもしれません。
気を付けましょう!


交信していただいた各局、ありがとうございました!

今日は、またまた山歩き。
以前から一度登りたいと思っていた「浅間隠山(あさまかくしやま):1757m、
JA/GM-024」を歩いた。
久しぶりに二度上峠を車で走って登山口近く(距離は50mくらい)の駐車スペースに
車を停める。(登山口のすぐ脇にも駐車スペースがあるが、そこに停めるのは
どうかな・・・?という感じ。)
すでに車が7~8台停まっていたので山頂はやばいかな?と不安になった。
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↑ 登山口

登り始めてすぐは岩場があり、一瞬「あれ?大丈夫?」という感じがしたが、
踏み跡はしっかりしていて危険は感じない。
すると比較的登りやすいなだらかな登山道が続き、「超楽ちんじゃん!」という
気分になったが、これは始めの2/3の行程までで残りの1/3はやや荒れ気味の急登に
なってどっと疲れた・・・。
(山頂までの行程は、約1時間10分ほどだった。登山口の看板では90分とあったので、
 覚悟はしていたが何とかなった。)

また、登山口から山頂までの行程では、携帯電波の圏外で外部への発信ができず、
移動情報などを知り合いやSOTA WATCHなどに伝えられずに困った・・・。
アンテナ立ててよ~。

何とか山頂に達し、絶景が見られるかなぁ、と思ったがお天気は良くなく、雲が多めで
日差しがなく
展望の色合いがいまいちだった。残念だなぁ。
  ↓ 山頂の山名板
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  ↓ 山頂は広め
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  ↓ 浅間山は雲で隠れている。浅間隠山は中之条地区から浅間を隠しているのかな?
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山頂の隅っこのほうへお店を広げてアンテナを立てるが、風が時々強めに吹いて
まっすぐ立たない感じ。(途中でステーを張るが、イマイチしっかり安定しない。)
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  ↑ スカイドアは斜め!ステーを張っても安定しない。

50メガSSBで運用開始。すぐにコールが来てパイル気味。うれしい限り。でもアンテナが
斜めになって手で押さえながらの運用はきつい。何度か交信をストップしてアンテナ対策
をする・・・。
(知り合いからは、声はちょっと聴こえたけど、でも聴こえない、というメールが届いた。
 すみません、アンテナを立て直しておりました・・・。)

50メガSSBのコールも一旦収まったので、430FMによるスケジュール(?)交信のために
430をワッチ。神奈川からの電波がギリギリ聴こえていたのでしばらくしてコール。
何とか交信成立で一安心、任務完了・・・。
(BCLロールコール、というものでした。)
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  ↑ 430用2エレプリンテナ。これを東に向けたら神奈川が強く入る。不思議~!

今回は気温も低め、風も少しあって無線の運用はややきつかったが、まだ季節と
しては随分と楽な条件だったと感じた。
12月に入ってしまうと長野寄りの高い山は難しくなるので、早めに登っておいて
よかったかも。(山頂付近は霜柱がいっぱい!融けてグジュグジュ!)

展望は非常によかったが曇っていたので美しさに欠けた風景だった。
晴れていれば最高の景色だっただろうに。
山頂の眼下に榛名山系が見えたのには少し驚いた。真横に見えると思っていたが、
下に見えるとは・・・!(榛名よりも高い山なので当然かな?)
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  ↑ 真ん中左側が榛名山系(のはず)。右上は赤城山系。
50メガSSBで20局以上交信できて満足。次はどこに行こうかな?と思うが、
さすがに疲れたのでちょっと考えよう~。

下山しながら行程の長さを感じ、よくもまぁここを登ってきたなぁ、と我ながら
感心したりして。(大した距離ではないが、体力がないのでそう感じてしまった。)

二度上峠を車で走ったのは久しぶり(10年ぶり?)だったなぁ。
やはりくねくね道は面白いけど疲れるなぁ。と言いつつ、FRのマニュアル車で
キュンキュン走ってみたい・・・!なんて若者のようなことを言ってみたりして。
(昔あった「都会もの、二度上峠をなめるなよ」の看板はなくなっていた。)

今週末も山の上に行きました。
榛名山系の鬢櫛山(びんぐしやま) 1350m です。
先週の烏帽子ケ岳(1363m)の西隣にある山ですが、全く形は異なります。
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右が烏帽子ケ岳、左が鬢櫛山です。

紅葉がきれいな榛名湖畔に到着し、榛名湖を眺めますと・・・、
湖から湯気が立ち上ってとてもきれいです。幻想的~!
気嵐(けあらし)って言い方でいいのかな?海から立ち上る湯気は「けあらし」だけど。
(蒸気霧、っていうみたい)
途中の見晴らしの良い場所で榛名湖をパチリ。
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さて、車を進めて路肩に駐車して登る準備をします。
登山届け(コンパス)やら知人への運用サービス連絡やら持ち物チェックやら忙しい…。

朝8時前の登山開始ですが、登山口は烏帽子が岳と同じ場所です。
お天気はベリーファイン。絶好の山歩き日和です。(今シーズン初めての
良いお天気。うれしいなぁ。)
すでに見知った登山道を歩き、烏帽子ケ岳と鬢櫛山に分かれる鞍部に到着。
ここを右に行けば烏帽子が岳、左に行けば鬢櫛山です。

左へ進むなだらかな歩きやすい道を進み、やがて急登が始まります。(それほどではないけど)
さほど広くない踏み跡をたどりつつ、ひたすら歩きますがすぐに息が上がります。
体力がないなぁ、と感じつつも、何とか尾根道にたどり着いて山頂を目指します。
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多少両脇が切れた尾根道がありますが、気を付けながら登れば山頂です。
30~40分ほどでした。
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展望は良くないですね。林の中です。冬になるので葉っぱが少なくて山々が見えますが。
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山頂は狭くはないですが、運用場所を考えます。登山客に邪魔にならないように。
少しだけ脇に場所を決めてお店を広げます。
立木が邪魔でSKYDOORが上げ切れません。仕方ないか・・・。
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早速50メガをワッチし、そこそこ移動局が出ていることを確認。
知り合いも近くの(隣の)山にいるらしいし・・・。
周波数を確保し、SOTA-WATCHにポストします。
すぐにローカルさんがコールしてくださり、交信開始。(SOTA-WATCHの威力はすごい)
結構次々呼ばれてうれしいことです。
山と無線のメンバーからもコールされました。感謝~!
そんな中、出身高校の先輩から偶然呼ばれ、懐かしい話になってしまいました。
サービスそっちのけでしゃべっちゃいました~!(高校のアマチュア無線部の先輩。
初めての交信かも!?)SNS全盛のこの時代で、懐かしい方にアマチュア無線を
通して会えるとは! やはりこの趣味は素晴らしいと感じました。

1時間半ほどQSOが続き、途切れたところでSSBからCWにスイッチ。
ちょこちょこ呼ばれてうれしい~気分。
正直、登山客が周りに溢れていて、声を出せる状況ではなかったことが本音。
(イヤホンして、うつむき加減にCWを聴き取り、パドルでカチカチやっている
おじさんを傍から見るとかなり怪しい人に見えていたようです…。)

そろそろQRTしようかな、と思い、別の山から出ている知人をコール。
その後、隣の山に移動している仲間ともQSO成立し、今日は十分です。

お昼前になり、撤収となりました。寝不足もあって疲れが出てきたので
気を付けながら下山です。あっという間に榛名湖畔まで歩けました。

紅葉がきれいなので見物客がたくさんです。かなりの人出でした。
(いい写真が撮れなかった。車がいっぱいだったので。)

次はどこの山にしようかな?ちょっと疲れがたまってきたし・・・。

コールいただいた各局、ありがとうございました。

10月31日日曜日に、群馬県の榛名山系にある「烏帽子ケ岳(1363m)」に移動運用で
出掛けてきました。
この山は、吾妻郡東吾妻町にあり、SOTAの番号は、JA/GM-039になります。

山と無線、というグループの一斉移動イベント(30日と31日の2日間)でしたが、生憎の雨模様
で多くの参加者が短い運用になってしまったり、移動自体を
中止したりで残念なイベントに
なってしまいました・・・。
30日土曜日はいいお天気だったので、そこそこ盛り上がったようですが、31日は…(涙。
私は早めに行動して、7時半前に登山道から登り始めました。
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予定よりも十分早い時間(8時過ぎ)には山頂に到着。
山頂へ至る残り少しの部分は荒れていて危ない、という情報がありましたが、
それほどのことはなく安心しました。
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この個所の前後と左側の登山道は、やや狭くて荒れていましたが・・・
で、山頂に到着。
山頂は林の中で、かつ笹に覆われて運用場所としてはイマイチ・・・。
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運用場所の選定に悩みつつ、南側にあるはずの岩場に向かいます。
すると・・・展望の素晴らしい岩場(というほどではないけど)が私を迎えて
くれました。
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でもここも広くはなく、アンテナ設置ははばかられたのでしばらくうろうろしつつ
悩みました。仕方ないので少しだけ隅っこのほうに何とかSKYDOORと無線機を設置。
登ってきた大学生(?)たちと談笑しながらワッチ開始。
8時半過ぎから50メガの運用開始でした。
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予めSOTA-WATCHにポストしておいたら、ローカル局に先回りされていて驚いて
しまいましたよー。(周波数チェックの前に、「いるの~?」と声を掛けられた!)
目の前の榛名富士を見ながら、雨が降らないことを祈りながら、の運用でしたが、
かなり呼ばれてパイルアップになりました。(うれしい悲鳴~)
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2時間ほどで36局とQSO。途切れた頃から(その前にも2度ほど…)雨がポツリポツリ
となり、そんな中でも144メガでCWを運用となりました。
本当はSSBで運用したかったんですが、
後から後から登山客が大勢やって来て、
とても声を出せる状態ではなくなりました。(残念~)
そうこうしているうちに雨が少し多めに降ってきたので撤収、下山となりました。
天気が悪く、やや寒かった気候でしたが充分に山頂移動運用を楽しめました。

烏帽子ケ岳の登山道は途中で鬢櫛山(びんぐしやま)との分かれ道(鞍部)があります。
下山の際に少し鬢櫛山のほうへも歩いてみました。
急登になる前までは、歩きやすい広めの登山道で気持ちがいい~。
次はこの山に来ようかなぁ~と思いました。

鬢櫛山方面から元の道に戻ってきて麓へ向かいます。
下山中に「カモシカ」ちゃんに出会えたことはご褒美をもらった気分でした。
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  ↑ どこにいるかわかるかな?
また榛名山系のどこかに行きたいなぁ、と思っております。
(早めに行かないと去年みたいに雪に降られちゃうからね。)
鬢櫛山、幡矢ケ岳(ルートが難しいかも)、天目山、氷室山、そしてもう一度 
榛名富士。

昨年から某動画サイトで動画などを上げているのですが、BCLネタの動画のほうがよくご視聴
いただけるので、BCLネタばかりになっています。
(「まっとさんのラヂオ部屋」、で探してみてください・・・。ググっても出てこないかも?)

なかなか動画として上げられるネタも多くはないので、様々な情報を入手して動画を作ったり、
自分の楽しみの一つにしたりと遊んでおります。

そんな中で、SNSのお知り合いの著名な方々が中波でのDX(海外や国内中波局)受信を楽しんで
いらっしゃるので、私もいくつかトライしております。

その中でも興味深くて受信できそうだった 1548kHzの「TWR Europe Moldova(トランスワールド
ラジオ モルドバ送信局)」を最近受信しています。
で、この周波数は ”奇跡” の周波数でして、日本国内局が一切使っていない周波数なんです。
ですから夜間帯にこの周波数を聴いてもほぼ何も聴こえないのです。

モルドバ(Moldova)は、ウクライナとルーマニアの間に挟まれている国で、東ヨーロッパに
属する国になります。(旧ソ連というか旧ロシアというか・・・)
こんな遠くの放送局、それも中波局が受信できるなんて凄いと思いませんか?!

TWR(Trans World Radio)はキリスト教系の宗教局ですが、このモルドバの送信所を使って
送信もされています。出力は1000kWとか700kWとか500kWとか言われていますが、
いずれにせよ大出力です。
モルドバのGrigoliopolという場所に送信所があります。
日本から8000km以上離れていますので、遠いですよね~。

いただいた情報を基に AM3:30くらいから5:30くらいまでの間に受信しやすいようなので、
(季節で変化します。これからの秋のDXシーズンでは早朝まで受信できるでしょう。)
SDR(RSP2Pro)とSDRunoの組み合わせで、スケジュール受信&録音をセットします。

朝起きてからPCに記録された音声を確認すると、ノイズ(近所のオール電化機器や外来の
ノイズ)と長いフェーディングの合間に音声が記録されていました。
状態のいい部分を切り取って、音声を聴きやすく編集したものを貼り付けておきます。

TWR Europe Moldova mp3 File

局名:TransWorldRadio Europe Moldova
周波数:1548kHz
言語:ルーマニア語??
受信日:2021年10月16日 AM4:00~5:30の中の一部
受信機:RSP2Pro(SDR)+SDRuno(受信ソフトウェア)、受信アンプ無し
アンテナ:YouLoopもどきの自作ループ(室内設置)、東西ビーム

11秒過ぎに聴こえるものがTWR Europeのインターバルシグナル(IS)です。
実際には30分おきくらいにISが流れるようです。それも突然に・・・。
どこかでID(SA:局名アナウンス)が出ているはずなんですが、確認できていません。

受信できると結構うれしいものです。
これからの秋のDXシーズンはローバンドで楽しみましょう。

ブログ記事連投です。やはり山頂移動記事は上げておかないと・・・。

ということで、10月16日に秩父郡皆野町にある「蓑山(587m、SOTA JA/ST-017)」に移動運用で
行ってきました。
トレーニングも兼ねての山歩きでしたが、意外に疲れました~。
蓑山は高さも低く、子供などのファミリー登山、ハイキングに最適!みたいな触れ込みなので、
気軽に登れそうだな~、と考えて選択しました。
山頂付近まで車で上がれちゃうお手軽な山ですが、私はトレーニングも兼ねているので当然下から
足で登りました。

秩父鉄道の「親鼻駅」の近くにある「道の駅 みなの」に車を停めて、ここから登り口を目指し
ました。
正確な登り口が分かっていませんでしたが、何人かのブログサイトの情報を基に判断して
探しました~。
万福寺を探して、この脇にある登山口から登ります。(楽そうなハイキングコースだった”はず”の
ルートを選択しましたが、これが誤りだった・・・。)
意外に険しい(?)登山道で、道が結構悪いです。天気も悪く、霧が立ち込めています。
雨だけは降らないでね~と思いながらの山歩きは良くないですね。基本的には引き返しましょう!

道の駅から1時間半ほどで山頂に到着。結構疲れてしまいました。
山頂は 濃霧!!。周りが見えません。本当ならば非常に展望の良い山頂で、下界や秩父連山
などが一望できるはずですが、現実は視程が50mくらい。すぐそばの時計台も見えません~。
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山頂を示す道標を発見しましたが、山頂はテレビ放送中継設備があるのでここからの運用は
やめて、少し離れた展望台の2階に行きました。
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(美の山、は俗称です。公園のための呼び名みたいです。)

周りは何も見えませんが、電波はかなり飛びそうです。
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早速SKYDOORを立ててリグ(FT-817ND)とLi-IONバッテリーをセッティング。
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50メガをワッチ開始。うわ~、バンド内は各局がいっぱい運用していて隙間がないよ~。
まずはお知り合い(山と無線メンバー)の移動局をコール。ギリギリでしたがQSO成立。

その後、少し下のほうで空き周波数を見つけてCQ開始。
すぐにローカルのお友達にコールをいただき、交信がスタート。(感謝~!)
その後はほぼ途切れることなくコールをいただき、うれしい悲鳴でした。

雨には降られませんでしたが、霧のしずくがアンテナからポタポタ垂れてきて、リグやメモなど
濡らすので困りました。
また、風も少しあり、霧のせいもあって寒い寒い・・・。
持って行った上着のおかげで助かりましたが、それでもガタガタ震えながらの運用で、口も
回らずに情けない状態でした。(自分で何を言っているのかわからない感じで、あれ?でした。)

さすがに天気が悪いので登山客もまばらで、運用は楽でした。(質問もされず、まわりに迷惑
も与えずに・・・)
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展望を示す看板と、実際の様子・・・

次回はお天気の良い日に行って、展望を楽しみたいですが、車で行くかなぁ~と・・・。
(いや、やはりちゃんと登らないとね!)
車で上がれば、山頂まで3分くらいです。

今回の移動は、2時間弱で、27局と交信できて満足でした。
コールいただいた各局に感謝いたします。
下山は、関東ふれあいの道を選択しましたが、こちらが正解!でした。
行程も短く、登山道も比較的歩きやすかったです。登りもこちらを使いましょう!

久しぶりのブログ更新です・・・。
こっそり公開している動画サイトでの動画制作でかなり忙しくて、ブログ更新まで手が回って
いないのが現状です。(もちろん夜勤のお仕事もしていますので、体もきついし・・・)

さて、去る10月9日に下仁田町の 四ツ又山(899m、SOTA JA/GM-099)に移動しました。
この山に登りたいなぁ~、という思いがあって今シーズンはぜひ!と考えていましたが、
なかなか体力も整っていないので思案中でした。

10月末に「山と無線」の一斉移動が計画されていて、その時にいきなり山に登るのは危険なので
トレーニングを開始しなければならず、どこに行こうかなぁとも考えていました。
天気もイマイチっぽかったので行ったことがある簡単な山にするはずが、ついつい行きたかった
この山に行ってしまいました~・・・。

この朝、少し出遅れ気味で自宅を出発、登り口がなかなかわからずに遠回りしてしまいました。
そして何とか登り口を発見! 私有地の駐車スペースに車を停めました。(私有地ですが、
四ツ又山登山で駐車しても良い、となっている場所です。)
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天気が悪いせいもあって薄暗いため、登り始めから何となく不安がありましたがひたすら登ります。
でも体力がないのですぐにへたばってしまい、2度ほど引き返そうかと思ったくらいきつい登りに
なりました。(登山道はやや荒れていて、急登が多く、道も狭いです。)

1時間ちょいでなんとか頂上に到着。お天気は少し ”ヤバい” 感じ。雨が降りませんように!
早速いつもの50メガ移動セットを広げます。山頂は狭いので、端っこのほうにSKYDOORを立てて
準備しました。だれか来たら確実に邪魔になるほどの狭さです。
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リグ(FT-817ND)とLi-IONバッテリーを繋いでワッチ開始。このLi-IONは岐阜県の某無線ショップ
から購入したもので、その評価も兼ねています。
出力は5WQRPです。
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周りが濃霧で方向が分からず、何となくのアンテナ方向で開始しますが、イマイチ信号が聴こえて
こない・・・。CQ連発(SSB)で応答もちらほらで・・・。
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やはり下仁田町の奥にある低山では、南関東エリアまでは電波は飛んでいかないようです。
(昨年の「金剛萱」で体験済み)
群馬県内局中心にQSOしましたが、1時間強の運用で9局(SSB/CW)のみでした。残念~~。

一方、Li-IONバッテリーの性能はと言うと、二重丸!合格です。
今回の運用は短時間でしたがCQ連発で送信時間が多かったので、消費電流も多かったはず。
でも受信時(15.3V)、送信時(15.0V)の電圧はほとんど変化なし。表示の青いLEDも一つ減った
かな?くらいでした。この先もテストを続けたいと思います。

ということで、バテバテの今シーズン最初の山頂移動でした。
少しずつトレーニングしてきましょう。
QSOいただいた各局、ありがとうございました!

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